恵比寿マスカッツ出演の伝説の深夜バラエティ『おねマス』シリーズがABEMAで期間限定復活。『おねうち!!!マスカット ~女の本性むき出し編~』と題し配信がスタートした。
ABEMA TIMESでは、マスカッツ総監督であるマッコイ斎藤、OGで初代リーダーの蒼井そらに取材を実施。対談の中ではマッコイの口から、現マスカッツメンバーの中でエースとして期待するメンバーの名前が挙げられた。
蒼井「外の番組に出た時に、“私たち団体芸出来てる…!”って初めて実感できた」
――今回の『おねマス』シリーズでもマスカッツメンバーによる団体芸が随所で光っていますが、収録に参加した蒼井さんは久しぶりの感覚だったんじゃないですか?
蒼井:そうですね。私が活動していた当時から団体芸は褒めてもらっていたけれど、実は私自身は、あんまりピンときてなかったんですよ。
そんな中、アイドルグループがたくさん出演する外の番組に出た時に、“私たち団体芸出来てる……!”って初めて実感することできたんです。というより、周りのグループが出来ていないことに気づいて。“それマッコイさんに怒られるやつだ〜”って思いながら、ほかのグループを見てたりしましたね。
多分それは、自然とマッコイさんによるスパーリングが効いてたからなんですよね。当時はうるさくガミガミ言われるのが本当に嫌だったんですけど。
――そんな態度をマッコイさんに対して出してしまうこともあったんですか?
マッコイ:そりゃ、いっぱいありましたよ!
蒼井:そう、すごくありました(笑)。「私はそう思ってないんですけど、事務所が……」って事務所のせいにしたことも。でもマッコイさんには全部見抜かれているんです。「どうせ、蒼井が嫌なんだろ?」って言われて、少し抵抗した後に「そうです……」って認めることもありましたね。
マッコイ:この子らが考えていることなんて、全部お見通しですよ。それとグループで歌を作っていく時も、蒼井を敢えて2列目に指名してバックを経験させたりして。その時も、蒼井はふてくされてましたね
蒼井:当時は「何で私が後ろなのよ……!」って思ってましたね。「センターじゃないにしても、2列目はないじゃん……!」って憤ってた(笑)。
マッコイ:俺は俺でわざとそうしてるんです。メンバーが20人超もいたら、センター候補っていうのは一目でわかるものなんですよ。何も喋らなくても、どうしても目を引くって子っているんですよね。
初代で言うと、それが完全にRioでしたから。案の定Rioは、何やらせても全部器用にこなしましたし、彼女をメインに据えれば何も問題なかった。ほかにも蒼井や吉沢(明歩)といった面々もいましたからね。そういう子たちを中心にしていればよかったんですけど、でもマスカッツはそうではない。全メンバーに光を当てることをしたんです。だから蒼井でも躊躇なく2列目に置いたんですよ。
マッコイ「苦手なものを首根っこ掴んでまで、やらせる必要はない」
――そういう意味だと、現メンバーではどなたがRioさん的な立ち位置なのでしょうか?
マッコイ:今だと桃乃木(かな)ですね。
蒼井:三上(悠亜)ではなく?
マッコイ:うん、今は桃乃木の方がエース感が出てると思います。三上は割と“自分が、自分が”と前に出ていくのが苦手なんです。苦手なものを首根っこ掴んでまで、やらせる必要はないのでね。
蒼井:確かに、それはそうですね。
マッコイ:桃乃木は入ってきた時からスター性があって。本当のスターにするためには怒ったりしなくちゃいけない時期もありました。“チームのために働く”という男前な性格が彼女には必要だったんですけど、最近はそれも付いてきていますから。先日行われた10周年ライブ(恵比寿マスカッツ10周年記念ライブ~オールスター大感謝祭~)の前半は、桃乃木で勝負したんですよ。やっぱりグループの顔が最初は盛り上げないと、と思いまして。
こうやって冠番組をやる上でも桃乃木には引っ張ってもらわなくちゃいけない部分も出てくるだろうし、そこには期待していますね。
期間限定復活とはいえまだまだABEMAで続く『おねマス』シリーズ。マッコイが期待を寄せる桃乃木の活躍も楽しみにしたい。