『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、『R-1グランプリ2022』チャンピオンのお見送り芸人しんいちが登場。「才能があると勘違いしてしくじった過去」を告白した。
番組には、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、横山由依、新内眞衣、奥森皐月らが出演。
芸人になりたての頃「俺にはMCの才能がある」と信じ込み、お笑いのネタをほとんど作っていなかったしんいち。当時は「番組で女性アイドルを弄り倒して笑いをとる」ような芸人に憧れ、ネタは売れるための一つの手段としか思っていなかったという。
1年後、大阪のお笑いを下に見ていたしんいちは、フリーランスとなって相方のけんぢと共に上京を決意。しかし、2ヶ月間まともに活動をせず、けんぢは就職のために大阪へ戻ってしまった。残されたしんいちは、東京で「親の金でナンパとコンパとゲームをやるだけのクズ生活」を送り始めた。芸人活動は一切せず、コンパなど都合のいいときだけ芸人の肩書きを持ち出す、「自称芸人」状態だったという。
しんいちは「こんな自称芸人どう思います?」と、元乃木坂46の新内に話を振った。会社員をやりながらアイドル活動をしていた努力家の新内は、しんいちのクズ生活を「最低すぎてかける言葉もない」と笑顔で一刀両断。笑いを誘った。
女の子が大好きなしんいちはナンパを繰り返し、以前所属していた松竹芸能の先輩芸人とコンパをしていた。その先輩芸人とは、さらば青春の光の東ブクロ。度々女性問題で話題になる東ブクロの登場に、出演者からは「ヤバい!」と悲鳴に近い声が上がった。しんいちは週3回コンパをセッティングし、ドナルドダックのモノマネをして場を沸かせては「俺、売れるやん」と自信を深めていたという。
生活費はどうしていたかというと、「アルバイトをちょっとしていた」そうだが、何をやっても1ヶ月続かなかったという。そのため、月に1回のペースで大阪の実家に帰り、仕送りとは別に3万円ほどお小遣いを貰っていた。自分で食べられるようになるまで、トータル400〜500万円は援助してもらったという。親の脛をかじっていたしんいちの過去に、新内は呆れた顔で首を横に振っていた。