8月3日から3日間の日程で行われた臨時国会に、先月の参院選で東京選挙区から立候補し、初当選を果たした自民党の生稲晃子議員が初登院した。選挙期間中から、その一挙一動が話題を呼んできた生稲議員についてタレントの永野が言及。「目的がわからない。ガーシー以上にわからない」と素朴な疑問を明かした。
生稲議員といえば、これまで候補者用のアンケートをほぼ無回答で提出したり、参院選当日の中継インタビューをすべて拒否していたと報じられるなど、後ろ髪が引かれることだらけ。記念すべき初登院もマスコミの目を避けるかのように正門ではなく、北門からこっそりと行ったことなどが波紋を呼んでいる。
同じくNHK党から出馬し、当選した暴露系YouTuberで“ガーシー”こと東谷義和氏もまた、民主主義が生んだ前代未聞のリモート議員として話題に事欠かない。
東谷氏の公約は「47人の著名人の暴露話を実名で語る」というもので、海外に居ながら28万票以上を獲得して晴れて当選となった。しかし、当選後も逮捕されることを恐れ、滞在中のUAE(アラブ首長国連邦)から帰国せずに臨時国会も欠席。国会に海外渡航届を提出するも、全会一致で拒否された。さらに自身のYouTube動画が次々と削除される中、東谷氏は「この日本に言論の自由は存在せんらしいわ~」などとこぼした。
7日、ABEMA『ABEMA的ニュースショー』では、初登院を果たした議員で気になる議員に着目。きらり法律事務所の中川みち子弁護士は「議会に出席しない。海外にずっと滞在しているというのが、前代未聞。どうやって議員の活動をするのか聞いてみたい」と話した。
「やっぱり、生稲さんが表情が優しすぎる」
すると、気になる新人議員について問われ、そのように切り出した永野に対して、MCの千原ジュニアは「はぁ?」とポカン顔。すると、永野ワールドは止まらず「もうちょっとムッとしないとナメられるよというのが…」など怯まずに続けた。
しかし、ここで永野のトーンが一変する。
「僕みたいな何もわからない人から見たら、何で(議員を)目指したの? ぐらい思ってしまう。もちろんやる気があるから、本人がやりたいからそこまで行ったんでしょうけど、それは気になりますよね。目的が全くわからない。ガーシー以上にわからない」
と話した永野は、右手をアゴに当てて苦笑いを浮かべた。
すると、ジャーナリストの青山和弘氏は「なった以上は国民の負託を受けているのだから、自分の存在は何のためにあるのかということをもう一度自覚して、心を入れ替えて暴れてほしい」とエールを送った。
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