6日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、旧統一教会による家庭崩壊の実態が語られた。
【動画】旧統一教会信者の子供が明かす家庭内の実情(58分頃~)
番組では安倍晋三元総理襲撃事件報道によって現在話題に挙がっている宗教団体、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について特集。ゲストにライターの村田らむ氏を招き、実際に元信者やその家族へのインタビューを実施した。
旧統一教会の信者同士の結婚によって生まれた子どもを指す「祝福二世」。今回は祝福二世の女性「麒麟ちゃん」に生電話で話を聞くことに。麒麟ちゃんにはすでに教会への信仰心はないが、幼いころから教えを受けてきたという。
家族関係は悪く、麒麟ちゃんは父親については「まともに話したことがない」とコメント。今どこで何をしているのかもわからない状態だという。母親とは連絡がとれるようで、今回の襲撃事件について問いかけたところ、旧統一教会に関するネガティブな報道を観たうえで「(旧統一教会の創立者である)文鮮明や旧統一教会のことは信じている」と話していたという。
合同結婚式で夫婦となった麒麟ちゃんの両親だが、麒麟ちゃんが幼いころから仲は悪く家庭内別居状態で「家庭崩壊みたいな状況になってます」と明かした。
「両親はどれくらい献金している?」という質問に対しては「霊感商法で言われているようなツボだったり、旧統一教会の本、印鑑、建物の模型みたいなもの。とにかく高額献金をしないともらえないようなものが家にたくさんあった」と回答。
献金はほかにもさまざまな理由によってなされようで、麒麟ちゃんは「トータルで3000万円以上は献金している」と語って竹山を驚かせた。
竹山が「幼いころから見ていて『おかしくないか?』と思ったのはどれくらいから?」と問いかけると、麒麟ちゃんは「自分でネットで情報が見られるようになった中学生ごろ」と、みずから情報収集をするようになって考え方が変わっていったと振り返った。
また、献金には「10分の1献金」というものもあるという。麒麟ちゃんは「本当に熱心な信者は稼いできた給料の10分の1は献金として捧げている」と、毎月の給料から10パーセントを払う信者もいるのだと語っていた。