バイきんぐ西村が満身創痍でタイ縦断旅を終えた。プロデューサーを務めるナスDは映像を改めて見終えて「人間の良い所も悪い所も全部出たドキュメンタリーでした」と評した。
この番組は以前、バイきんぐ西村瑞樹が冒険バラエティ番組『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系)にて行った、タイ縦断旅を特集したもの。縦断するのに使えるお金は、Instagramに投稿した写真に集まった「いいね!」の数で決まり、「1いいね=1円」からバーツに換算した金額のみとなる。Instagramに投稿できる回数は1日1回だけ。
12日目の最終日、いよいよゴールとなる「国境の街・サトゥーン」を目指さなくてはならない西村。現在地はランスワンという街だが、資金は残り490バーツ(約1631円※当時の価格)しかないため、交通機関を利用してゴールに辿り着くことは難しい。
ひとまずゴールに一番近い駅のトゥンソン駅を目指すことに。そこからゴールへは約200kmもある。トゥンソン駅に到着すると、なんと目的地のサトゥーン行きのバスがあることが発覚し、しかも所持金以内で乗ることもできた。後は終点からゴール地点まで歩くことができればクリアとなる。
しかし終点とゴール地点までは約10km離れていることが発覚した。帰りの飛行機の時間まで残りは2時間15分しかない。西村が背負っているリュックの総重量は15kgだ。12日間の疲労で体力は限界を迎えている。
その上でゴールに辿り着くことを諦めない西村だったが、残りあと少しの距離で時間切れ。悔しさを滲ませていたが、帰りの飛行機に間に合うよう呼んだタクシーでは12日間を共にしたディレクターと「お疲れ様でした!」と言いながら、笑顔で握手を交わした。
タイ縦断旅を通して西村の人間味がよく出ていた。ナスDは最後に「バラエティを超えた、人間の良い所も悪い所も全部出たドキュメンタリーでした。素晴らしかったです。感動した!」と西村に伝えていた。
(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)