小中学校で導入が検討されている「デジタル教科書」。街では、学習面や健康面などで賛否の声が上がっている。
タブレット端末にデータを配信するなどして使う「デジタル教科書」。韓国では7年前に解禁され、アメリカでも多くの州で使用が認められている。“出遅れた感”が否めない日本だが、共同通信によると、文部科学省は2024年度から小中学校の英語でデジタル教科書を本格導入する方針を固めたという。
デジタル教科書の導入について、街の意見を聞いてみた。
<賛成派>
「ペーパーレス化にも繋がるし、賛成かな」(小学4年生の母親)
「教科書って重い。小さい子がランドセルを背負って、教科書をパンパンに入れているのは可哀想」(小学4年生の父親)
<慎重派>
「教科書を開けなくなるのが悲しい。紙をペラペラとめくることができない」(小学4年生)
「(紙の教科書とタブレットでは)紙の方がいい。そっちの方が勉強になるから」(小学1年生)
「私の世代だとペーパーの方が見やすいし、理解しやすい。結局プリントアウトして見る方が理解は進む」(小学1年生の孫を持つ70代男性)
「(娘が)コロナの時、タブレットでの授業が結構あった。そのときから一気に目が悪くなっちゃったような感じがするので、その辺は懸念」(小学3年生の娘を持つ40代男性)
専門家の間でも意見の分かれるデジタル教科書。文科省は現場の混乱を避けるため、当面は紙の教科書と併用する方針だ。(『ABEMAヒルズ』より)