Twitterで「#多分私しかやってない」がトレンドに入る中、“冷奴を筆で食べる”という投稿が話題となっている。
「#多分私しかやってない」のハッシュタグは、自分だけがやっているであろう趣味や料理の写真、動画などを投稿するもの。山田 めしが【写真絵師】さん(@meshieshi)の投稿もその流れに沿ったものだったが、内容は他の人が明らかにやっていないようなものだった。
「絵の具の冷奴を筆で食べる」という文言とともに投稿された25秒の動画。竹のマットの上に描かれていく黒い器。その中心に白い豆腐が出現、上にかつお節やネギなどの薬味が添えられていき、しょうゆがかけられたと思えば、角が切り崩され、豆腐がどんどん“食べられて”いく。終いには“完食”し、空っぽの器だけが残った。
このツイートには14万件近くの“いいね”、動画は215万回再生され(25日16時時点)、Twitter上では「本当に筆で冷奴食べてる…すごい!」「めっちゃお高くて美味しいお豆腐にしか見えない」「魔法を見ているよう」「何回でも見ていられる」「完食後もリアルで感動」といった反響が寄せられている。
作者の山田さんに『ABEMAヒルズ』は話を聞いた。制作のきっかけは「コロナ療養中にたまたま冷奴を食べたこと」だそうで、「一度冷奴を完成させてから、自分がお箸で食べたように書き進めました」と説明。「寝たり起きたりしながら30時間ほど使って描いた」のだという。
特にこだわったところについて聞いてみたところ、「とにかく塗り重ねて消し、一番いい状態を残さないという儚くもあり美しいアートの世界へのこだわりが強いです。タイムラプスを活かして作品としては残さないというところです」ということだった。
また、反響については、「1人でも多くの人にこの動く写実画を観てもらいたかったので、とてもうれしく思います。“手書きでアナログだけど新しいアート”というかたちで楽しんでもらえたらと思います」と話している。(『ABEMAヒルズ』より)
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