止めるのが遅い名物レフェリーに賛否「止めろ!」「やっぱり遅い」「このレフェリーだから面白くなった」の声
【映像】賛否を呼んだ開始1分の衝撃ダウン
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“止めるのが遅い”ことで有名な名物レフェリーが登場。ヘビー級の大味な展開で「やっぱり止めるのが遅い」「このレフェリーだから成立した試合」など、視聴者の賛否が分かれた。

【映像】賛否を呼んだ開始1分の衝撃ダウン

 8月26日、シンガポールで開催されたONE Championship「ONE160」でのKO劇。ポール・エリオット(イギリス)とマルティン・バトゥール(クロアチア)との対戦は、"一発当たれば終わるヘビー級”を体現する大味な展開。開始1分のダウンから蘇ったバトゥールがテイクダウン〜パウンド連打を叩き込んで大逆転。それ以上に大きな注目を集めたのが、UFCなどでもお馴染みの名物レフェリーの試合捌きだった。

止めるのが遅い名物レフェリーに賛否「止めろ!」「やっぱり遅い」「このレフェリーだから面白くなった」の声
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 両者110キロオーバーの大男の戦い。しかしケージにはもう1人、格闘ファンに馴染み深い大男の姿が…ONE初登場となるUFCでもお馴染みのレフェリー、ハーブ・ディーンだ。

 度々「ストップが遅い」と賛否を呼ぶ名物レフェリーだが、“ワールドクラスの格闘技を裁く男”の登場に「マジかよ〜」「世界のハーブ・ディーン登場」とざわつく視聴者。と同時に「この人、止めるの遅いんだよなぁ…」と不安の声も。

 試合開始1分、巨体に似合わずハイ、ミドルと軽快な動きのエリオット、さらに右フックをぶん回すとバトゥールは前のめりにダウン。さらに追い打ちのパウンドと絶対絶命のバトゥールだが、ディーン・レフェリーに止める素振りはない。ここでバトゥールは根性をみせ、必死に組みついて危機を脱した。

 視聴者からは「もう終わったと思った」「さすが止めないハーブ・ディーン」「バトゥールもよく耐えた」という声が上がる。KO寸前のダメージにバトゥールの足元はフラフラだ。

 「もう一発貰ったら終わり」の劣勢の中、1ラウンド中盤、バトゥールが力を振り絞るようにテイクダウンに成功すると、攻防からハーフポジションを奪い上から鉄槌を連打、さらに肘、鉄槌と殴り続けるとエリオットがグッタリと力を失いエンド。

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 序盤のダウンからは予想できなかったバトゥールの大逆転劇に「ヘビー級は大味だな」や「止めるのが遅すぎてヒヤヒヤする」「普通はもっと早く止めるよ」など様々な声。レフェリーへの批判もチラホラ…。

 この日でゲスト解説を務めた青木真也は最初のダウンシーンについて「ニアフィニッシュ中のニアフィニッシュですが、レフェリーは走って止めるのを待って、その後バトゥールが動いてリカバリーしているので、ストップの間を与えなかった」と判断基準を解説。
 
 最後のパウンドの場面についても青木は「エリオットが(マットに)後頭部を付けた状態でダメージよりも勝負ありと判断している」とレフェリーの正当性について説明すると、視聴者からは「ハーブ・ディーンだからここまで面白くなった試合」「確かに試合は面白かった」といったコメントが並んだ。 

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