紺野ぶるまが「どうしようもないギャルだった」という高校時代~中退の過去を振り返り、そこから得た教訓をスピーチした。
【動画】ジュニアも驚いたゴリゴリのギャル時代の紺野ぶるま(12分頃〜)
8月31日、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#47が放送。「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、各界のスピーカーが制限時間2分59秒内でスピーチを展開した。MCは千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美。今回は本を出版した経験を持つスピーカーによる「私の本を読んでみて!SP」。紺野ぶるまはこれまでに3冊の本を出版しており、その中から著書「『中退女子』の生き方」を中心にスピーチした。
紺野のスピーチタイトルは「どうしようもないギャルだった私が更生できた理由」。もともとゴリゴリのギャルで、校則の厳しい私立の女子高に通っていたという紺野。当時の紺野は肌を極限状態まで焼き、金髪にド派手なメイク。土日は172センチの身長に10センチのヒールを履いてサングラスをかけて歩き、地元・西東京では「ピーターさん」と呼ばれていたという。
紺野は先生や両親に毎日怒られ、「私は学校という狭い枠にとらわれる人間じゃない」と思い込み、学校を辞めたかったそう。朝起きられず5分の遅刻を年間100回以上、授業中は寝てばかり…などなど、見た目以外でも悪行を繰り返していたところ、校長室に両親を呼び出され「お子さんは腐ったミカンで、周りに悪影響です」と退学させられてしまった。中退の願いは、こんな形で叶うことに。
自由を手に入れた紺野は、好きな格好で街に繰り出し、朝も寝坊し放題。だが、「渋谷に行ってハッとするんです、誰も自分を見ていなかった」と、自分の愚かさに気付いたそう。
紺野は「在学中って、ちょっと逸れたことをしただけで注目されて、怒られても反抗すれば自己表現ができていた気になっていた」と言葉を続け、「自分は何者でもない、少し派手な人間でしかないって、絶望しました」と告白。「学校に戻りたい」「ルールがあるから楽しかったと気づいた」「生きているか死んでいるかもわからない状況」「張り合いがない」と当時の後悔を熱弁した。
紺野は「夏休み明けは、高校生の中退者が増えると言われています」と前置きし、「ちょっと待ってほしいんです。その自由は夏休みという規則・ルールのもと楽しめた時間なんじゃないかともう一度考えてほしくて、それを伝えたくて本を書きました」とスピーチを締めた。
9月1日は、多くの学校が新学期を迎える日。紺野はスピーチ後に改めて「なんとなく中退したい…っていう人は、ちょっと待ってほしい。その自由は本当に求めているものなの?」と問いかけていた。