SNS大手のTwitterは1日、投稿後30分以内であれば数回編集できる新たな機能について「一部で試験的に導入する」と発表した。対象となるのは一部の有料会員(月額4.99ドル ※日本円で約700円)で、日本への導入時期は未定だという。
【映像】ツイートが編集可能に? Twitter社が公開したサンプル画像
Twitter社に総額440億ドル(約6兆円)の買収契約を提示していたアメリカの起業家、イーロン・マスク氏は今年4月、自身のTwitterに「投稿編集ボタンが欲しいか?」とアンケートを投稿。約440万票が集まった中で「Yes」が73%といった結果になり、やはり編集ボタンが欲しいと思っているユーザーが多い結果になった。一方で、マスク氏は7月8日付で契約撤回を同社に通知していて、買収取引は現状行われていない。
2日、ニュース番組「ABEMA Prime」に出演したネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「誤字を多少直せればいいと思うが、そんな重要とは思わない」とコメント。
また、番組司会のテレビ朝日・平石直之アナウンサーがひろゆき氏に「お金払って使うか?」と聞くと「お金を払う気はない」と即答。「正直、更新を間違えたレベルだったら使うと思うが、大して使わない気がする」と述べた。
Twitter社は編集できる時間の制限を設ける、履歴が見えるといったシステムで会話の整合性を保つとしている。一方で、投稿の編集によって、当初拡散された情報とは違う内容をフォロワーに共有してしまったり、フェイクニュースを拡散してしまう懸念もある。
ソフトウェアエンジニアでタレントの池澤あやかは「投稿に誤字が多いから、編集したい気持ちはすごく分かる。うれしい機能だ」とした上で「リツイートした後に内容がガラッと変わってしまう場合がある」と指摘。「履歴を見る人は少ないと思うし、表面をざっと見て変な投稿をリツイートしているみたいに見えてしまう」とリスクを語った。(「ABEMA Prime」より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側