永野が若手イケメン俳優にビンタし警察沙汰になった事件の裏に、世界的ロックバンド・ニルヴァーナに憧れる気持ちがあったと語った。
9月7日(水)、テレビ朝日とABEMAが共同制作する「“ネオバズ”水曜日『2分59秒』」#48が放送。「人間の集中力は3分しか持たない」という仮説のもと、各界のスピーカーが制限時間2分59秒内でスピーチを展開した。MCは千原ジュニア、日向坂46・佐々木久美。今回は「至福の瞬間SP」。永野は「歴史上最も偉大なロックバンド『ニルヴァーナ』 本当の価値は音楽ではない!」とスピーチした。
永野は10代の頃からニルヴァーナの大ファン。思春期真っ只中、ボーカルのカート・コバーンがメディアに出演時に見せた人をナメた態度や人の期待を裏切るような常軌を逸した行動に憧れたという。芸人として長らく売れない時期を経て、ようやくブレイクした永野。しかし、心のどこかにずっと「カート・コバーンなら…」という思いががあった。
とんねるずの番組で石橋貴明から「ラッセンが好き~」のフリを入れられた時、永野は「カート・コバーンはそんなことするかな?」と石橋のフリを無視し、「なんすかコレ?金持ちの思い出ビデオですか?」と発言して現場を凍りつかせたそう。
またある時は、ガヤ芸人がゲスト俳優をヨイショするカンペ指示を「カート・コバーンが普通にカンペ読むかな?」と考えてスルー。逆にゲスト俳優に毒づき、以来その番組に一切呼ばれなくなったという。
極め付きは生放送中の放送事故。朝の情報番組「PON!」出演時、永野は主演舞台の告知で不良の格好をしていた若手イケメン俳優に強烈なビンタを2発。「『舞台頑張って』って言えばいいのに、カート・コバーンはそんなことやんないっしょ」と考えた結果の行動で、なんと日テレに警察が来たという。
永野はカート・コバーンにそれほどの憧れを持ち、テレビ出演でいつも「カート・コバーンなら…」と考えてきたそう。ところが、カート・コバーンは27歳で自殺した永遠の27歳。永野は最近ようやく、「カート・コバーンは自分より20歳年下」と気づき、「年下に憧れていました。すみませんでした」と頭を下げてスピーチを締めた。
ジュニアから「そこまで好きなんや」と聞かれた永野は、「売れない時期が長すぎて、出るからにはカート・コバーンくらい巻き起こしたいと思ってしまった」と弁解。「成功は今のところしていないんですけど」「逆張りなんですよね、結局。人がやってないことやればいい、みたいな」と、裏目裏目に出た行動を反省していた。