5日、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の送迎バスの中で、3歳の河本千奈ちゃんが亡くなった事件。炎天下のバスの中で1人、5時間にわたって放置されていた。捜査関係者によると、発見時、千奈ちゃんは服を脱いだ状態で持っていた水筒は空になっていた。死因は熱中症よりも重い熱射病だった。
【映像】空の水筒、服は脱いだ状態…体温40℃以上か 女児発見の経緯(画像あり)
この事件にニュース番組「ABEMA Prime」に出演したつるの剛士は「昨年福岡で痛々しい事件があって、その1年後、本当に同じようなことが繰り返された。びっくりした」とコメント。
幼稚園教諭第二種免許を取得し、保育士免許取得も目指しているつるの。「僕は今、現場で働いているわけではない」と前置きした上で「まず子どもが登園してきたら視診から始まって『今日の様子はどうかな』『今日は朝ごはん食べたかな』など、様子を観察する。欠席になっている段階で保護者に連絡するのは当たり前のことだ。なぜそれができていないのか、すごく不思議だった。人災だと思う」と意見。
続けて「バスの中ではこのご時世なので除菌しないといけない部分もあっただろう。なぜ先生が小さいバスの中を見回りできていなかった?そこにも違和感があった」とコメント。また幼稚園の会見にも「僕は1カ月間教育実習も行ったが、自分が担当した子ども以外でも、関わりがあれば名前は覚えている。亡くなった子の名前を間違えた園長さんにもびっくりした。普段あまり関わってないのかなと感じた」と話した。
連絡がない中で子どもが“欠席”していても、園から「連絡しない」は当たり前なのだろうか。
これに幼稚園・保育園で副園長も担当する子ども安全計画研究所代表理事の猪熊弘子氏は「そんなことはない」と否定。「必ず家庭に電話をして確認すると決まっている。熱中症をどのように防ぐかといった問題もあるが、今回の幼稚園は、出欠の確認をしていない。初歩的なところが問題になっている」と答えた。
その上で「頻繫に起きているわけではないと思うが、今、特に新型コロナで1日お休みをして、何日か続けて休むときに、次の日の(連絡がない)ことがあったりする。それをどこまでしっかり連絡を取るか。うちの園では確実にやるように言っているが、園によっては、もしかしたら難しくなっているところがあるのかもしれない」と説明した。(「ABEMA Prime」より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側