【プレミアリーグ】ウォルバーハンプトン0-3マンチェスター・シティ(日本時間9月17日/モリニュー・スタジアム)
3対1の数的有利な局面で、相手のプレスを回避する方法はさまざまだ。しかし、この男は想像の斜め上をいくプレーを選び、視聴者の度肝を抜いた。自分に付いているマーカーとの距離を測りつつ、カバーに入ってきたディフェンダーとの間に向かってドリブルを開始し、いとも簡単に抜き去る。彼の名はカンセロ。現代最高のサイドバックだ。
マンチェスター・シティとポルトガル代表で、サイドバックとしてチームを支えるカンセロ。戦術家・グアルディオラ監督の下でその才能を見出されると、持ち味である戦術理解度の高さから“偽サイドバックの進化系”ともいわれる「カンセロロール」を完成させた。
また個人スキルも高く、サイドバックとは思えないほどのテクニック、局面を打開するドリブル、寸分狂わぬ正確なパスなど多くの武器を有している。そんなカンセロがウォルバーハンプトン戦でも輝きを放った。
マンチェスター・Cが2点をリードし、相手に退場者が出た後の39分。左サイドでボールを受けたカンセロに対して、相手のマークは1人。前方のイングランド代表MFグリーリッシュ、右側のポルトガル代表DFルベン・ディアスへのパスコースは空いていたが、カンセロは縦方向へのドリブルを選択した。
この動きにウォルバーハンプトンは二人で挟みにきたが、カンセロはその間を抜けて一気に加速。2人を置き去りにしてボールを持ち運び、ベルギー代表MFデ・ブライネへとつないだ。カンセロの圧倒的なドリブルテクニックにABEMAの視聴者も「うますぎる」「カンセロやばい」「これはえぐい」「カンセロの1つ1つがうますぎて見惚れる」など賞賛のコメントを送った。
なお試合は後半にも追加点を奪ったマンチェスター・Cが、3-0で勝利。勝ち点3を積み上げ、アーセナルを抜いて暫定で首位に立った。
(ABEMA/プレミアリーグ)