名刺代わりの一撃!脅威の「70メートル独走ドリブル」 三笘薫、自身のベストドリブルを振り返る
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ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。全64試合を無料生中継するABEMAが、本大会を前に『FIFA ワールドカップ64~三笘のドリブルで世界を攻略SP~』を放送。現役日本代表のMFとして活躍する三笘薫と、元日本代表の松井大輔が対談を行い、三笘が自身のベストドリブルを解説、敵に切り込む際の胸中について語った。

【映像】三笘薫、脅威の「70メートル独走ドリブル」

日本をカタールW杯に導いた救世主となった三笘。松井との共通点は「抜群のテクニックで敵陣を切り裂くドリブラー」ということで、両者はドリブル論を交わし合った。

三笘は自身でベストドリブルを厳選。1つ目に挙げたのはプロ1年目となる23歳で見せた2020年11月18日Jリーグ第30節、川崎フロンターレ横浜F・マリノス戦での「驚異の70メートル独走」だった。

味方のクリアボールを拾い、一気に駆け上がった三笘は「股抜き」で名DFチアゴ・シウヴァを置き去りにすると小林悠にラストパスを送り、得点に貢献した。

このプレーをベストドリブルの1つに選んだ理由については「僕の代名詞じゃないですけど、こういうシーンのおかげでみなさんに覚えてもらいやすかった。という点で挙げさせてもらった」と、自身を象徴するようなプレーだったと説明した。

松井が「なにがスゴイって、これだけ走っても疲れていない」と驚嘆すると、三笘は「このスプリント(時速24km以上の走行)はけっこうキツくて」と告白して「だからこのときは悠さんがいなければどうなっていたのか、僕も知りたいぐらい」と語って笑いを誘った。

三笘が「ドリブルって賭けの部分もある。あのスピードで股抜きは賭けな部分がある」と明かすと、松井は「大体は(相手の足にボールが)引っ掛かるからね」とリスクがあると同意。しかし三笘は「逆にあそこしかなかった」と振り返った。

ドリブラーがあえて賭けに出ることについて、松井は「ドリブルで1人、2人を抜くというのは、違う味方の選手がフリーになる」とメリットを解説。

「取られないようにするときと、リスクを冒してでも行くときというのは使い分けている」と語る三笘だったが「そこ難しいですよね?」と問いかけると、松井は「勝負に行きたくなるときあるよね」と同意。

迷いがありながらも勝負に出た際、日本代表の森保一監督の顔が思わず浮かぶのでは? という質問に、三笘は「監督だけじゃなくてセンターバックとかも(笑)」と、ぶっちゃけていた。


photo:徳丸篤史 Atsushi Tokumaru

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