ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。全64試合を無料生中継するABEMAが、本大会を前に『FIFA ワールドカップ64~三笘のドリブルで世界を攻略SP~』を放送。現役日本代表のMFとして活躍する三笘薫と、元日本代表の松井大輔との対談を行い、三笘がドリブルが得意になった理由について語った。
【映像】色々な選手のドリブルを盗んでいる
小さいころはジダン選手を見て憧れていたという三笘は、もともとのポジションは守備的MFのボランチだったという。これに松井は「なるほど、最初にボランチをやっているからボールを取られにくい、というのはあるかもね」と解説。
三笘は「キープすることと、失わない置きどころを考えてドリブルしていたのが、徐々にポジションが変わっていくうちに、近いポジションの選手を見るようになった」と振り返った。“核”となる人物はいたのか? という質問には「ネイマール選手とかイニエスタ選手」と回答して「いろいろな選手を参考にして、僕ができるものとできないものを使い分けていく」と、技を選別しながら盗んでいることを明かした。
対談の終盤に、松井は三笘へW杯に向けた激励の言葉として、サッカーボールに「ドリブルからゴール」と綴り「南アフリカW杯のときに、なにかの取材で書いたものなんですけど、ちょっと……お願いしたいなと(笑)」と、自身が叶えられなかったプレーを三笘に託した。
松井の期待に苦笑いをしながらも、三笘は「世界を圧倒する」とボールに書いて「ワールドカップの舞台はトップレベルの選手が多くいるので、その中でも圧倒的なドリブルやチャンスメイクで勝たせることが、いちばん僕にできることだし、しないといけない」と、力強く語った。
photo:徳丸篤史 Atsushi Tokumaru