【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド2-0トッテナム(日本時間10月20日/オールド・トラッフォード)
まさにキャプテン翼の「石崎了」を彷彿とさせるプレーだった。イングランド代表DFが、至近距離からの強烈なシュートを避けることなく顔面でブロック。このプレーに実況席は「大丈夫か…?」と心配する一方で、視聴者たちは「避けないのが心意気」と賞賛の声をあげた。
マンチェスター・ユナイテッドのホームに乗り込んだトッテナム。注目の上位対決は、押し込まれながらもディフェンス陣の奮闘により、スコアレスのまま時間が進んでいった。
迎えた38分に注目のシーンを迎える。マンチェスター・Uが高い位置でボールを奪いショートカウンターに出ると、ボールは中央のポルトガル代表DFダロートの下へ。フリーで受けるとそのまま右足を振り抜いた。
トッテナムにとっては一点ものの大ピンチ。イングランド代表DFダイアーが防ごうと、すぐさまシュートコースに入る。するとダロートの強烈なシュートがダイアーの顔面を直撃。その場に倒れ込み、主審もすぐに笛を鳴らして試合を止めた。
迫り来るボールに対して、恐怖から避けてしまうこともあるだろう。しかしリプレイで確認すると、むしろダイアーは自らボールに向かっていっている。その勇気あるプレーは、国民的人気アニメであるキャプテン翼の石崎了が見せた顔面ブロックそのもの。視聴者たちも「石崎君」「避けないのが心意気」と、ダイアーの勇気あるプレーを称えた。
試合はダイアーを中心としたトッテナム守備陣が奮闘したが、強さを見せたマンチェスター・Uが2-0勝利。ホームで勝ち点3を奪い、順位も5位に浮上した。
(ABEMA/プレミアリーグ)