戦いの舞台は世界遺産「仁和寺」藤井聡太竜王が星を戻すか 広瀬章人八段がリード広げるか 注目の第2局始まる/将棋・竜王戦七番勝負
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が10月21日、第35期竜王戦七番勝負第2局で、広瀬章人八段(35)と午前9時から対局を開始した。本局の舞台は京都府京都市の「総本山 仁和寺」。開幕局は挑戦者の広瀬八段が先勝を飾っており、藤井竜王は第2局で星を戻すことができるか、大きな注目が集まっている。

【中継】藤井竜王VS広瀬八段 注目の第2局

 藤井竜王は、2016年10月に四段昇段。順位戦A級(A級:1期)。2022年は、年初の王将戦七番勝負を制し五冠に。その後、叡王、棋聖、王位と3つのタイトルの防衛に成功し、早くも通算タイトル獲得数を大台の10期に乗せた。竜王戦は昨期、豊島将之竜王(当時)にストレートで勝利し初奪取。今期は初の防衛戦に挑んでいる。

 広瀬八段は、2005年4月に四段昇段。順位戦A級(A級:9期)。タイトルは第31期(2018年度)竜王と王位1期の通算2期。第31期は羽生善治竜王(当時)とフルセットの激闘を演じ、通算タイトル獲得数100期到達を阻み自身初の竜王に就位した。今期は2組優勝から決勝トーナメントを勝ち上がり、挑戦者決定三番勝負では山崎隆之八段(41)を破り挑戦権を獲得。若き五冠王から、4期ぶりの竜王奪還を狙う。

 10月7・8日に行われた第1局では、角換わり腰掛け銀の出だしから激戦へと展開。先手番の広瀬八段がペースを握ると、そのままリードを押し広げて大きな先勝をもぎ取った。挑戦者が連勝でリードを広げるか、絶対王者がまずは星を戻すか。世界遺産・仁和寺を舞台に戦われる第2局で、両者が用意した作戦に注目が集まっている。

 持ち時間は各8時間の2日制。第2局の先手番は藤井竜王。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第35期 竜王戦 七番勝負 第二局 1日目 藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段
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