ルールに救われたヤクルト 暴投がベンチに入って相手走者のホームイン取り消しのレアシーン「助かったー!」「なんでやねん」
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日本シリーズ】ヤクルト3-3オリックス(10月23日/神宮球場)

 九死に一生を得た。10月23日に行われた「SMBC日本シリーズ2022」第2戦、延長12回にヤクルトの木澤尚文投手による暴投でオリックスが決勝点と思いきや、ボールはベンチに入ってしまい、オリックスの二塁走者・佐野皓大のホームインが取り消しに。この出来事に双方のファンから「助かったー!」「なんでやねん」など、多くの声が上がった。

【映像】暴投による勝ち越しがなくなった瞬間

 12回表2死、オリックスの6番・頓宮裕真がレフト前ヒットで出塁し、決勝点のチャンスを作り出すと、代走の一塁走者、佐野が二盗に成功し得点圏へ。その後、紅林弘太郎への木澤の投球がワイルドピッチとなり、一塁ベンチ前にボールが転がった。この機に乗じて佐野は本塁を駆け抜け、これで勝ち越しと思われたが、ボールが一塁ベンチに入っていたことで、佐野の生還は取り消し、ボールデッドによるテイクワンベースで三塁へ戻った。

 この場面、実況の加藤暁氏が「三塁を回る、回る、帰ってきた!」と絶叫したものの、解説の真中満氏が冷静に「いや、ベンチに入って、テイクワンベースですね」と説明。ルールでは投球がベンチに入った時には走者に1つ進塁が与えられ、送球だった場合はそれが2つになる。今回は木澤の暴投であることから、走者三塁で試合再開となった。

 このレアな出来事にABEMAの視聴者も騒然となり「あっぶねw」「うそだろ!?」「入ったからか」「ベンチに入るとダメなのか」と様々な声が上がった。オリックスの中嶋聡監督もすぐにベンチを飛び出したが、判定は変わらず。その後、紅林が四球を選び、2死一、三塁とチャンスは拡大したものの、伏見寅威がサードライナーとなり、オリックスの勝利は潰えた。

 なお試合はこの回の裏のヤクルトの攻撃も無得点となり、2018年の第1戦(広島2-2ソフトバンク、マツダ)以来、9度目の引き分けとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】三塁べースをかすめるように飛んだ打球
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【映像】山崎福也が野手顔負けのタイムリーで笑顔爆発
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【映像】吉田正尚のバットがボキリ
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