“犬猿の仲”立憲と維新の共闘に橋下氏「僕と松井さんがいなくなったから」 立憲・小川前政調会長「何で野党は1つになれないのか」
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 立憲民主党と日本維新の会が今国会での共闘を同意したことについて、22日のABEMANewsBAR橋下』にゲスト出演した立憲民主党の小川淳也前政調会長が言及。橋下徹氏はその背景を説明するとともに、野党のあり方について議論を交わした。

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 「立憲と維新が犬猿の仲になっていたのは、僕と松井一郎さんが原因」と切り出した橋下氏は、「僕が引退し、松井さんが代表を引けば、(維新の)馬場新代表や遠藤国対委員長は立憲と犬猿の仲ではない。僕と松井さんの時は創業時で、大阪での対立構図など、いろんないきさつがあったんだけど、馬場さん、遠藤さん含めて、昔から『国会内では、ある程度連携をしないと自民党に対抗できない』というのは、国会議員の意識ではあった。ただ、『選挙協力だけはダメだ』と大阪側も釘を刺しているところはあって、ここは野党間予備選で候補者を一本化すればいいと思う。いずれにせよ、立憲と維新が共闘するのは“強い野党”の1つの姿だと思う」との見方を示す。

 小川氏は「馬場さんは今まで、さんざん自民党に言うけど、立憲の悪口も言って下がるという二正面作戦をされていた。それが今回は、自民党に対して『あんたたちと政権交代をかけて戦う』とはっきり啖呵を切った。維新と立憲で国会では150人くらいのボリュームになる。自民党がものすごくプレッシャーを感じていて、それだけでも意味がある」と手応えを感じているという。

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 一方で、共闘には批判の声もあがる。これに対しては、「自民党の万年天下だ。ちょっと口は悪いが、『立憲だろうが、維新だろうが、共産だろうが、何でもいい。とにかく固まって自民党を倒してくれ。それに勝る大義はない』と、野党の支持者には言ってほしいし、それに耐えられるような野党の構造を作らないといけない」「“大きな家”を建てて、極端に言えば維新も立憲も国民(民主党)も党内の派閥でいいじゃないかと。場合によっては共産党も含めて、お互いに切磋琢磨する。私はめちゃくちゃ叩かれているが、『自民党が1つになれているのに、何で野党はなれないのか』と本気で思っている」と訴えた。

 橋下氏は「難しいのは、国会議員同士で決めたということになると、維新は大阪側が猛反対すると思う。枝野さんが予備選は『できない』とずっと言っていたが、技術的なところは総務省の官僚出身の小川さんたちがやり方を考えて、予備選挙で1つの塊を作っていくというプロセスを踏んでもらいたい。今がチャンスだと思う。すぐ『選挙協力』と言うのでは支持者の熱が冷めるから、何とかこれをつなげてもらいたい」と背中を押した。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)

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