今泉佑唯さん引退の理由に“過剰な取材” EXIT兼近大樹「報道が嘘でも本当でも、損をしてしまう」
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 俳優の今泉佑唯さんが26日にブログを更新し、芸能界からの引退を発表した。理由としてあげたのが、週刊誌による過剰な取材。自宅周辺での待ち伏せや、モザイクつきとはいえ子どもの写真が掲載されたりするなどし、ストレスで突発性難聴を発症したという。警察に相談したところ、「記者も仕事だからどうすることもできない」と言われたという。

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 27日の『ABEMA Prime』では、スタジオでこの話題を議論。まずEXITのりんたろー。は「僕自身は今の“EXITりんたろー。”になるまでに傷ついたり嫌になったり、つまずきながら抗体や免疫をつけていったが、それでも受け入れ難いことがある。僕はそのプロセスを踏んできているが、パートナーに対して“今日からEXITりんたろー。のパートナーね。じゃあぶっ叩いていいよね?”みたいなノリとか、“もうSNSやめれば?”みたいな。『芸能界やめれば簡単じゃん。自分の身を守れるじゃん』と言うのは簡単だが、それは寂しいと思う」とコメント。

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 相方の兼近大樹は「最初は“目立ちたい、見てほしい”と思っていたが、実際に追いかけられるようになって感じるのは、“ほどほどに”ということ。追いかけられなくなったら終わりだと思うが、それでも“やっぱり見ていてほしい”という職業だと思う。特に芸人はおもしろい返しができたら評価が上がったりもするので、難しい。ただ、『嫌だ』と言っている人にやるのは違うと思う」と述べる。

 今泉さんが注目を集めた背景には、人気YouTuberとの婚約・妊娠を発表したこと。その直後にパートナーの女性トラブルが発覚し、YouTuberを引退したことなどがある。

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 フリーアナウンサーの柴田阿弥は「週刊誌の取材は昔に比べるとよくなってきているが、女の人が男の人につきまとわれたり、婦人科などデリケートな内容も考えられる病院の前で待ち伏せされるのは嫌だと思う。気にならない人もいると思うが、繊細だからこそいろいろな表現ができたり才能を発揮する人もいて、それを潰してしまっていいのだろうか。よく『引退された方の今』という記事も見るが、今泉さんのご希望に沿ってやめてほしい。表現の自由で当人を追い詰めてしまうこととのバランスを、改めて考えないといけない」と苦言を呈した。

 リディラバ代表の安部敏樹氏は「何だかんだこういう記事が出ると数字が取れるし、読者も見てしまう。ただ、こういったものを規制しようとするのは非常に難しい。メディアは“ウォッチドッグ”と言われ、政治・権力を見張る役割がある。そのためには言論の自由が必要で、“政治が規制するとは何事だ”となるわけだ。そういう意味では、メディアはある種やりたい放題だ」とする一方で、「メディア側が自主規制しないまま行った場合、結局それは見ている人や国民世論の反感を買うだけ。こういうことをしてしまうから言論の自由が危なくなると思うので、メディアの側の努力不足をすごく感じる」と指摘。

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 兼近は「彼女は自分で発信してくださったから、『そんな感じなんだ』ということがたまたま伝わっただけで、言えない芸能人もいっぱいいる。変な報道を週刊誌に出された時、広まってしまうから触れないという方が多いが、“事実だから触れないんだ”と受け止める方もすごくいる。嘘でも本当でも、損をしてしまう。納得いかずに『これ全部噓です。事実はこうです』と言っても、世の中の人たちは受け入れてくれない。面白いほうを信じて、『そんなこと言ってるけど、本当はこうなんだろう』という別の記事が出たりする。だから、出す側はもちろんアウトだが、規制できないのであれば我々見る側が判断していくしかない」とした。(『ABEMA Prime』より)

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