11月19日にシンガポールで行われる「ONE163」で強敵のザイード・イザガクマエフと対戦する総合格闘家の青木真也が、3日に開催され反響を呼んだ「Breaking Down6」に言及。「バカ発見器。素晴らしい装置」など持論を展開する一方で、現在の格闘技界に対して「再生回数、数字…格闘技が客に主導権を取られている」と危機感をあらわにした。

 練習後にABEMAの取材に応じた青木は「(Breaking Downには)触らないよ」としつつも「(Breaking Downが)格闘技の範疇であるとか範疇でないという問題じゃないから」と応じた。

 さらに「他の選手が俺のやってる格闘技と同じことやってると思ってるでしょ?」と問いかけた青木は「そこから違う。他の奴とやってることが違う。みんなは格闘技選手だけど、俺は格闘家。ファイター、レスラーだから、一緒にされたら困りますよ。他の選手と。生きてくものを線で見せてる人いないでしょ?」と本音も。

 Breaking Downについて「格闘技の範疇であるとか範疇でないという問題じゃない」と語った青木だったが「格闘技の範疇だと思う。競い合いの範疇なんでしょ。俺は競い合いじゃない。(Breaking Downに)華持たせるような言い方するのは本意じゃないけど、“線で見せる”とか“生き方みせてやる”みたいなところだったら、1分でやってるヨカタ(素人)の方があるのかもしれないよ」とも。ただし「奴らはプロじゃない。成立させられない。何かが起こってもそれを繋げていけない」とした青木は、現在の格闘技界に対する危機感を次のようにあらわにした。

「みんな今言うでしょ? 再生回数とか数字とか。馬鹿野郎って、何やってんだって。主導権を取られちまってんだよ、格闘技が客に。プロ格闘技選手って主導権取らせないことでしょ? 『客のくせに何言ってんだ』って言えない作り手なんてプロじゃない。それだったら普通に働いていた方がいい。俺は客を転がしてる。見たくなきゃ見に来るな。だから客なんですよ。みんなファンでしょ? フォロワーでしょ? 登録者でしょ? 俺は客だから。自分が作ったものと行ってこいしてる。嫌だったら離れればいい」

 ここで再びBreaking Downについて「なんで俺が(Breaking Downについて)一切触らないかと言うと見分けができるかどうかが腕。見分けと見立ては別。俺はちゃんと見分けられてますから。『ここと絡んだらダメだな。自分を失うな』と見分けられてる」と話した青木。

 皇治のYouTubeでBreaking Downに出場したこめおと一緒になったことにも触れ「皇治が馬鹿だから『青木さん、いっちょやってくれ』というから、『俺はやらない』とキック(拒否)した。そこはやらない。ちゃんと一貫している」と自らの姿勢について述べた。