実況2人が同時に仰け反った衝撃一本 「まるでワニのデスロール」視聴者興奮の戴冠劇
【映像】実況の二人が“同時”に仰け反った衝撃一本
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 相手を引き込みスクリューのように3度回転しながら締め上げた技ありのニンジャチョーク葬。鮮やかすぎる一本勝ちに実況席の大男二人が同時に仰け反り、視聴者からは「まるでワニのデスロール」と驚きの声が上がった。

【映像】実況の二人が“同時”に仰け反った衝撃一本

 11月10日、アメリカ・フロリダ州で開催されたCage Fury Fighting Championships「CFFC 114」で、神龍誠とジエゴ・パイヴァ(ブラジル)が対戦、神龍が4ラウンド、ギロチンチョークを極めて見事な一本勝ち。DEEPやRIZINなど国内敵なしの神龍が北米デビューで即王者の快挙を成し遂げ「次はUFCしかないでしょ、見とけよ!」と声を張り上げた。

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 現在22歳の神龍は2016年にPANCRASEでプロデビュー。その後DEEPで18歳にして史上最年少でフライ級タイトルを戴冠。RIZINで所英男に勝利するなど国内で実績を重ねて現在8連勝中だ。

 目標でもあるUFCの契約に向け、初の海外での試合は登竜門的CFFC。しかもデビュー戦で現在は空位のフライ級王座を賭けた戦いとなった。対するは柔術ベースで現在5連勝中のパイヴァ。

 試合開始とともに関節蹴り、飛び込んで右ストレートなど勢いのある攻めを見せる神龍。パイヴァはケージに追い込んで組み、テイクダウンから得意の寝技を狙っていく。神龍は下になりながらもギロチンチョークでスイープし、上から強いパウンドを加えるも、右目尻のカット。出血も見えた。

 2ラウンド、スタンドの攻防で神龍が右を当て倒すと上に。パイヴァも下から仕掛けるが、神龍は鉄槌からギロチン、再び鉄槌からニンジャチョークとアグレッシブにフィニッシュを狙ったが極め切れずラウンドは終了。

 3ラウンド、神龍は左ミドル、右ロー、左ハイと蹴り主体の攻撃に。これを嫌ったパイヴァは組んで活路を見出したいが、神龍にマウントを取られるとパウンドを次々と被弾して防戦一方だ。

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 神龍が試合の主導権を握って迎えた第4ラウンド。前ラウンドのパウンドで顔面が変形したパイヴァにドクターチェックが入るも試合は続行だ。もう組みしか選択肢がないパイヴァはシングルレッグでケージに押し込むが、神龍は冷静に対処。さらに首を掴んで引き込むとギロチン〜ニンジャチョークに移行。スクリューのように3度回転しながら首をガッチリと捻り上げると、パイヴァがたまらずタップした。

 神龍の技あり一本にABEMAの視聴者も「極めた」「捻じりきった」「出た得意のニンジャ」と大興奮。強靭な顎でガッチリと咥えて回転しながら相手を仕留めるワニの必殺技そっくりなことから「ワニみたいだ」「ワニのデスロールみたいだ」など驚きの声も続々。現地のCFFC実況席の大男二人も同時に仰け反る衝撃のフィニッシュだった。

 試合前から「フィニッシュ勝利」がUFCへ昇格条件だと告げられていたという神龍。試合後のマイクでは「日本のチャンピオンとして俺は世界に出てきてベルトを獲得できて最高です。次はUFCしかないでしょ、見とけよ!」と夢の実現へ猛アピールした。

【映像】実況の二人が“同時”に仰け反った衝撃一本
【映像】実況の二人が“同時”に仰け反った衝撃一本
【映像】ワニの「デスロール」のようなニンジャチョーク
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