橋下徹氏「北朝鮮より脅威なのは中国のミサイル」 古市憲寿氏「韓国では梨泰院のニュースにすぐ戻る。日本はJアラートに騒ぎ過ぎでは?」
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 北朝鮮の弾道ミサイル発射をめぐり、「タイミングが遅い」など課題が指摘されているJアラート。松野官房長官はシステム改修を含めた改善策を検討していると明らかにしたが、そもそも日本の防衛はどうあるべきなのか。5日のABEMANewsBAR橋下』では橋下徹氏と社会学者の古市憲寿氏が議論した。

【映像】橋下徹×古市憲寿が議論 北ミサイル警報のあり方/ヤフコメ規制

 政府は3日、日本の上空を通過する可能性があるものを探知したとしてJアラートを出したが、実際にはミサイルは日本上空を通過していなかった。橋下氏は「まだ難しいのかもわからないが、通過するのか、本当に国に着弾する可能性があるのかくらいは仕分けしてもらえるとありがたい。警告は必要だという思いはあるが、そもそも北朝鮮の脅威は日本に対する直接のものではないということ。韓国と北朝鮮が紛争状態になって、アメリカが入ってきた時には米軍基地が狙われるかもしれないが、日本と北朝鮮が直接やりあうことは基本的にはない」と指摘。

 古市氏は「この数年で状況が変わったわけではない。Jアラートが鳴った日に『めざまし8』に出ていたが、番組ではそのことをずっと報道していた。その時に韓国の放送局がどんなことをやっているかを見てみたら、むしろ梨泰院のニュースのほうが大きいから、速報を流してもまたすぐに戻っていた。日本が騒ぎ過ぎていて、このバランスがおかしくなっていると思う」との見方を示す。

橋下徹氏「北朝鮮より脅威なのは中国のミサイル」 古市憲寿氏「韓国では梨泰院のニュースにすぐ戻る。日本はJアラートに騒ぎ過ぎでは?」
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 橋下氏は「ミサイルの実験は北朝鮮だけではなく、アメリカもロシアも中国もやっている。Jアラートの意味は、誤って落下してくるかもしれないという意識を持とうということ。地政学的に北朝鮮がミサイルを飛ばそうと思うと海に落とすしかなくて、日本を超えて太平洋に行くか、日本海かだ。僕がもっと脅威を感じるのは中国のミサイルで、いざという時には本当に狙ってくる。実際に与那国の近くに落としてきている」とも説明。

 古市氏は「日本は日本でイプシロンという固体燃料ロケットを持っているが、あれも軍事転用しやすいわけだ。わざわざ液体燃料ロケットがあるのに維持しているということは、おそらく転用を考えている官僚が少なくともいるはず。ミサイルとロケットは技術的にはほぼ一緒、上に何を乗っけるのかという話なので、自分たちのことを棚に置いて『北朝鮮だけ怖い』と言っているのはちょっと違うのではないか」と疑問を呈した。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)

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