将棋の棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントは11月17日、羽生善治九段(52)と佐藤天彦九段(34)による勝者組決勝の対局を行っている。本局は振り駒の結果、羽生九段の先手番に。戦型は両者が得意とする「横歩取り」の出だしとなった。
勝者組決勝の大一番。羽生九段にとっては8期ぶり、佐藤九段は7期ぶりの挑戦を目指し、挑戦者決定二番勝負進出をかけての激突となった。振り駒で羽生九段の先手番となると、両者が得意とする「横歩取り」の戦型に。後手の佐藤九段は3三桂戦法を採用し、やや意表の出だしとなった。
ABEMAの中継で解説を務める上村亘五段(35)は、「変化球。3三桂は昔からあるが、主流にはなっていない戦法。羽生九段も意表を突かれたのでは」とコメント。佐藤九段が名人獲得の原動力となった横歩取りで、どんな構想を描いているのかに注目が集まっている。しかし、今期19勝8敗で勝率0.7037と好調の羽生九段も、横歩取りを多く採用して勝ち星を集めている。本局を制し、渡辺明棋王(名人、38)への挑戦に近づくのはどちらか。
持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
羽生善治九段 チキン南蛮弁当
佐藤天彦九段 豚生姜焼き弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
羽生善治九段 2時間55分(消費1時間5分)
佐藤天彦九段 3時間33分(消費27分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)