【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループF】ベルギー1-0カナダ(日本時間11月24日/アフメド ビン アリ スタジアム)
今大会でのベルギー代表メンバーは、代表試合キャップ数100試合を超えるメンバーが5人もいる。欧州のビッグクラブでタイトルを手にした選手がずらりと並ぶスター軍団は、18年ロシアワールドカップで史上最高の三位になるなどベルギーの復権奪還に貢献した集団でもある。
【映像】“赤い悪魔”の心臓デ・ブライネが止められない
その中でもGKクルトアとMFデブライネは現在も進化を遂げる別格のプレイヤーだ。
マルティネス監督の就任以来6年にわたり成熟してきた3-4ー2ー1システムで今大会も台風の目となる存在だ。
デ・ブライネは、ポリバレントなミッドフィルダーの完成形と言える。
例えば、1トップ下のシャドーに位置してスルーパスとクロスをピンポイントで通したり、
偽9番(ゼロトップ)に姿を変えてゴールを襲えば、中盤の底からゲームを作る。
日本のサッカーファンなら誰もがロシアW杯ベルギー戦を思い出してしまうカウンターの場面で的確なコース取りの高速ドリブルから、1本のパスでビッグチャンスを作り出し、日本を絶望の悲劇に変えたプレーを思い出すだろう。
【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループF】ベルギーVSカナダとの試合でも、デ・ブライネの真骨頂となるプレイを紹介。
右サイドのスペースに蹴りだされたボールに対して、最初にカナダ代表のステファン・ユースタキオがボールに触るがデ・ブライネのフィジカルコンタクトであっさりとボール奪取に成功。こぼれ球に対してカナダのDFがスライディングタックルでボールに奪いにいくもデ・ブライネ爆速ドリブルであっさりと突破した。スペースを有効活用するプレーは、わかっていても止められない。
デ・ブライネが、ボールを持てばクロス、スルーパス、切り込んでシュートとあらゆるプレーを発揮する技術を持っている。今大会においても、デ・ブライネのスーパープレイからは、目が離せないところだ。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)