【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】ブラジル1-0スイス(日本時間11月29日/スタジアム 974)
これが“王国”ブラジルの勝負強さだ。前回のロシア大会と同様、グループステージは終盤まで0-0でスコアを動かせなかったが、83分にカゼミーロのゴールでついに先制。均衡を破ったスーパーゴールにファンは熱狂し「ブラジル愛してる」と歓喜を表現した。
スコアレスで迎えた83分、ブラジルがついに試合を動かした。相手のスイス陣内で攻撃を組み立てると、右から左サイドへと展開。ボールを持ったビニシウスが中央へ運びながらパスを送ると、ロドリゴがダイレクトで縦に送る。これに反応したカゼミーロが、ワンバウンドして浮き上がったボールをダイレクトボレーで、ゴール右隅へと突き刺した。
ようやくこじ開けたゴールに、セレソンイレブンはもみくちゃになりながら歓喜のセレブレーションに沸き、カメラマンもこぞってその光景を激写していた。試合を見守ったレジェンド、ロベルト・カルロスやロナウド、カカ、カフーも喜びをあらわにし、スタンドのサポーターも、模型のトロフィーにキスをして、待ち侘びたその瞬間に熱狂していた。
ABEMAの実況・寺川俊平氏も興奮を隠さず「カゼミーロだ、ここにカゼミーロだ!これがブラジルだ!」と伝え、視聴者も「これがブラジルか」「すげぇぇぇぇ」「こんなんどうやって止めるん」「愛してるブラジル」と王国の素晴らしいゴールに酔いしれた。
何度もチャンスを作りながら奪えなかったゴールを、終盤に決め切った勝負強さ。まさに「これぞブラジル」を体現した彼らは、そのまま1-0で試合を制し、2試合を終えてひと足先にグループステージ突破を決めた。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)