【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループE】スペイン1－1ドイツ（日本時間11月28日／アルバイト スタジアム）
「この星なあに？」、「ドイツの優勝回数だよ」。そんなやりとりが聞こえそうなほっこりシーンを国際映像のカメラが捉えていた。ドイツのレプリカユニフォームを着ていた父親と女の子が、観戦の最中に胸の部分についた星の数える様子をカメラマンが見つけると、そのカメラに気づいた女の子はにっこりと笑顔。激しい戦いが続くスタジアムの中で、違った意味で一際輝いていた。
強豪ドイツ代表はワールドカップで過去に4回優勝。今大会では2大会ぶり5度目の優勝を目指している。初戦こそ日本代表にまさかの敗戦を喫したが、2戦目はスペインと優勝候補同士の対戦で引き分け。徐々に調子を上げたのか、実力を発揮し始めてきた。
第3戦のコスタリカ代表戦に勝利することがドイツ代表にとってはグループリーグ突破の最低条件で、それを全力で応援するのがサポーター。熱烈に声援を送り続ける中、カメラが捉えたのはなんともほっこりする親子の様子だった。女の子が父親のユニフォームの胸にあった星を見つけると、自分のユニフォームも同じように数え始めた。父親は指を4本示した後、次に1本示し、そして最後は5本。「今、優勝は4回だよ。今度1回足したら、全部で5回だよ」と伝えていただろうか。
このやりとりを終えた後、女の子はカメラに気づき父親に「見て、パパ。カメラだよ！」と報告すると、自らレンズに近寄りピンぼけするほどアップに。なんとも微笑ましいシーンが誕生した。
（ABEMA／FIFA ワールドカップ カタール 2022）
