「田中碧の2点目のよう」と元日本代表・玉田圭司 同点弾を呼び込む完璧パスを届けたスイス代表の“スペースを見つける戦術眼”を絶賛
【映像】玉田圭司が「田中碧のよう」と絶賛したスイス同点弾

【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】セルビア2-3スイス(日本時間12月3日/スタジアム 974)

 日本代表MF田中碧の決勝弾を思い起こすようなプレー? サイドからの崩しをスイス代表FWエンボロが押し込むと、解説・玉田圭司氏は「(スペイン戦での)田中碧の2点目に似ている」と、たとえて賞賛した。

【映像】玉田圭司が「田中碧のよう」と絶賛したスイス同点弾

 ゴールは、スイスが1-2と1点ビハインドで迎えた43分に生まれた。前半のうちに1点を返しておきたいスイスは、MFソウがバイタルエリアでボールを受けると、素早く右サイドで待っていたDFビドマーに展開。ダイレクトでゴール前に折り返すと、フリーで待ち構えたFWエンボロが落ち着いて流し込み、前半終了間際に貴重な同点弾を挙げた。

 ABEMAの解説・玉田圭司氏は「エンボロの動き出しもすごいですが、ソウはいいところでボールを受けて、シュートまでの道筋が見えていますね。戦術眼がすごい。スペースを見つける能力、田中碧選手が決めた日本の2点目のように、見逃さないところが似ています」と、日本代表vsスペイン代表戦で決まったゴールにたとえながら解説した。

 玉田氏は、シャリキリが左足で決めた先制点の場面も「左利きなので打ってくださいみたいなパス」とソウを絶賛し、スイスの逆転ゴールの際も「スペースを見つける能力、シュートを打たずに周りが見えている選手も見てほしい」とコメント。俯瞰の中継映像と、ピッチとの視野の違いに触れながら、ゴールに至る過程の尊さを強調しているようだった。

 ABEMAの視聴者は「飛び出しのタイミング完璧」「スペースを見つけられる選手 」とゴールを称賛しつつ、「シーソーやな」「点の取り合いや」「ガードなしの殴り合い」「どちらもフルカウンターw」と、点の取り合いとなった試合への驚きの声も挙げた。

 今大会のスイスは初戦でカメルーンを完封し、2戦目もブラジルを1失点に抑えるなど守備が評価されていたチームである。一方でセルビア戦のように見事な崩しからのゴールを奪える攻撃面でのクオリティも見せつけ、総合力の高いチームであることを証明した。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)

【映像】玉田圭司が「田中碧のよう」と絶賛したスイス同点弾
【映像】玉田圭司が「田中碧のよう」と絶賛したスイス同点弾
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