大阪府知事と大阪市長を入れ替わりで経験した松井一郎氏(現・大阪市長)と橋下徹氏が、3日のABEMA『NewsBAR橋下』で当時の安倍総理と菅官房長官との“会食エピソード”を振り返った。
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橋下氏も絶讃する自身の飲みニケーションについて、松井氏は「年上の先輩にはもちろん礼節はあるけど、構えたり格好つけたりするのではなく、自然に振る舞っているだけ。自分より年下の人たちにも自然体」と説明すると、「当時の安倍総理も菅官房長官も、我々に威圧的なことは一切なかった」と明かす。
「プライベートや趣味の話、安倍総理はゴルフの話をしていた。外遊をして『ある首脳はこういう考えを持っている』という話を、橋下さんがずっと聞いている。(聞いたことに)普通に答えてくれるし、『総理!』と持ち上げる必要もない」
また、「安倍総理と菅官房長官はそういう人だったけど、1回か2回大臣やったくらいですごい上からの人もいるよね」と水を向けると、「いた。大臣になったらからと、『わしが話をするんだからまず聞けや』みたいな(笑)」と橋下氏。
さらに、松井氏は「大臣を経験した途端、例えばその人が部屋に入ってきた時に我々が上座に座っていると、“なんやそれは”みたいな人もいる。でも、菅さんは先に来たら我々に上座を空けるから、どんどん待ち合わせ時間が早くなる。下座の取り合い(笑)」とも明かした。
これに橋下氏は「石原慎太郎さんもそうだったし、安倍さんも菅さんも、二階さんもそうだった。ああいう人たちは皆、僕らみたいな年が半分くらいの人間にも上座に座らせようとする」と語った。
その“大臣経験者”について、MCのサバンナ・高橋茂雄が人物名を聞き出そうとすると、松井氏は「生放送でええの?」、橋下氏は「やめておきましょう(笑)」と明言を避けていた。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)