サバイバルオーディション『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』の最終回となる第12話が2022年12月15日(木)夜9時より2時間生放送で放送され、ついに5名が決定した。
『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』では、ミュージカル『テニスの王子様』やミュージカル『刀剣乱舞』などの2.5次元ミュージカルを数多く手掛ける「ネルケプランニング」、そして『進撃の巨人』などを手がけた講談社・川窪慎太郎氏、キングレコードで音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』を手がける宮本純乃介氏など、2.5次元界に大きく関わる各業界のトップランナーが集結し、2.5次元界のスターとなる新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶ、一大プロジェクト。
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stageの演出を手掛ける総合プロデューサー・植木豪氏のもと、15人の“プロ”の若手俳優たちが、5人の主役の座を勝ち取るために、人生をかけたオーディションに挑む。勝ち残った栄えある5人は、新たな2.5次元俳優ユニットとして活動。選ばれた5人をオリジナルキャラクターとする、舞台、コミックス、音楽、映像など、メディアミックス作品として世に送り出される。
最終回となる第12話では、2時間生放送中に最終審査および合格者発表を実施。これまでさまざまな審査をとおして成長してきた候補生15名の中から、ついに“主役の椅子”に座る5名が選ばれる様子を放送いした。
オーディション候補生たちの圧巻のパフォーマンスに染谷俊之「みんなライバルだけどこの瞬間を楽しんでいる姿が素敵」、佐藤流司「これだけ自分の魂をぶつけられるのはすごい」
15名の候補生たちの集大成を評価する審査員には、本オーディションの総合プロデューサー・植木豪さんにくわえ、ネルケプランニングの野上祥子、講談社の川窪慎太郎、キングレコードの宮本純乃介、そしてABEMAの谷口達彦ら計5名が集結。さらに、本番組のMCである尾上松也、『主役の椅子はオレの椅子 シーズン1』にて主役を勝ち獲った三浦海里、2.5次元界のトップランナーである佐藤流司、染谷俊之もスペシャルゲストとして駆けつけた。
泣いても笑っても最後の審査となるということで、番組冒頭から候補生たちの間にはただならぬ緊張感が漂っていた。最終審査では、候補生15名が5名1グループに分かれ、歌唱、ダンス、芝居での3種目にて競うこととに。これまでの総合順位にくわえ、最終審査のパフォーマンス内容、そして生放送中に実施する視聴者投票数の結果を加点対象とし、“主役の椅子”に座る5名が選ばれる。
最初の審査となる歌唱審査では、どのグループも笑顔を浮かべ、チームメイトと目を合わせながら伸び伸びと歌う姿が印象的に。そんな候補生たちの様子に、染谷も「5人みんなライバルだけどこの瞬間を楽しんでいる姿が素敵だなと思いました。楽しそうに歌っている方は舞台に立っている姿が想像できました」とコメント。
続くダンス審査は、決められた振付だけではなく、各候補生たちによるフリーダンスも組み込まれるなど、難易度の高い課題となった。候補生たちによる個性あふれる圧巻のパフォーマンスが次々と披露されると、三浦は「こんなにも同じ曲で同じ振付なのにグループによって色が違うんだなと。めちゃくちゃカッコよくて、デビューしていてもおかしくないぐらい。素敵なものを見せてもらいました」とコメントした。
そして最後の審査となる芝居審査では、“舞台のオーディションに参加する俳優”をテーマに書き下ろされた脚本が課題に。候補生たちのこれまでの苦難や成長といった実体験とリンクするようなストーリーに、佐藤は「自分もオーディションの経験があるのでわかりますけど、芝居の審査って立っているだけで足や声が震えて、そこにいるだけでいっぱいいっぱいになる中で、これだけ自分の魂をぶつけられるのはすごいなと思いました」と自身の経験も交えてコメントした。
そしてすべての審査が終了し、審査員の5名が最終審議をしている中、MCの松也、ゲストの三浦、佐藤、染谷が“自分の推し候補生”についてもトークを展開。染谷は「Rayshyくん。いい顔しますよね。舞台に立っている姿がすごく想像できて。お仕事ご一緒したいなと思いました」、佐藤は「古田伊吹くんは舞台でご一緒したことがありまして。そのころからずっと器用だなと思っていて。今日見たときも器用で、彼のよさがすごく出ているなと思いました」、三浦は「小黒直樹くんですね。僕と同い年なのに、どうしてあんなセクシーな雰囲気があるのか…。僕はセクシー皆無なので羨ましくもあります(笑)」、最後に松也は「最後まで自分らしさを見せてくれたLil Noahくんがよかったと思います。でも本当にそれぞれのメンバーが自分のできないことをマイナスにとらえずに、いい意味で開き直ってやっていたのが素晴らしかったです」と語った。
“主役の椅子”に座る5名は、中原弘貴、小黒直樹、Rayshy、Lil Noah、赤羽流河に決定!総合プロデューサー・植木豪も感涙「本気で戦った人間はこんなにも成長できる」
ついに厳正なる審査の結果、“主役の椅子”に座ることとなった5名が発表された。植木から名前を呼ばれたのは、第1位に中原弘貴、第2位に小黒直樹、第3位にはRayshy、第4位にLil Noah、そして最後の1人となる第5位には赤羽流河。
第1位に輝いた中原は「実感がまだ沸いていないです。一次審査から絶対に自分が1位を獲ってやると強い気持ちで挑んできたんですけど、いざ1位をいただけると感極まって言葉が出てこないです。自分がこれまでやってきたことが間違ってはいなかったんだと、より自分に自信を持てるキッカケにもなりました。選ばれなかった10人の気持ちも背負って、1位としてこれからも精一杯、努力して皆さんに勇気と希望を与える俳優になりたいと思います」、小黒は「今自分が名前を呼ばれてここに座っているという実感がまだないです。自分1人の力だけではなく、僕以外の14人がいてくれたからこその結果だと思っています。10名の気持ちも背負って、負けないようにこれからも俳優として全力で取り組んでいきたいです」、Rayshyは「ここから全員分の思いを背負って、胸を張って歩いていけるようにしないといけないなと。ここからがスタートなので気を引き締めて頑張っていきたいです」、Lil Noahは「僕自身は何もできなかったんですけど、一緒に手助けしてくれたみんながいたからこそ、今ここに座れていると思うので、これからも初心を忘れずに精一杯頑張っていきたいと思います」、赤羽は「自分がやってきたことが間違っていなかったんだなと今証明されたのですごく嬉しい。でもこれで終わりじゃなくて、ここからがスタートだと思うので、ここから力を入れて頑張っていきたいと思います」とコメントした。
一次審査から候補生たちと切磋琢磨しつつ歩んできた総合プロデューサーの植木は、選ばれなかった10名に対して、「残りの10名も本当に頑張っていてすごかったです。(主役に選ばれた5名で)舞台を作るなら、(残りの10名には)その相手役として出て、ぶちかましてほしい。残りの10人ともまた会おうと、自分に誓いました」と感極まったように語った。
また、本番組のMCを務める松也は、番組終了後、最終審査にも果敢に挑んだ候補生たちに対して、「誰ひとりネガティブにパフォーマンスしている人がいなかった。全員が自信を持って表現していたのがわかり、すごく感動したし、勇気も貰いました」とコメント。さらに総合プロデューサーの植木も「本当にこの15人に会えてよかった。この一言に尽きます。この短期間でこれほどまでに人が成長するのは見たことがないです。 “本気で戦った人間はこんなにも成長できるんだ”ということを見せてもらいました」とコメントを寄せた。
尾上松也さんコメント全文
――最終回を終えての感想
5人ずつ3グループにわかれての審査でしたけど、それぞれの絆も相まってか、誰ひとりネガティブにパフォーマンスしている人がいなかった。これまでは浮き沈みが見られるメンバーもいましたけど、今回は全員が自信を持って表現していたのがわかり、すごく感動したし、勇気も貰いました。これまで積み重ねてきたことを胸に抱いて、今回の最終審査に臨んでくれたんだと思いました。
――主役に選ばれた5名について
最終審査を見て、誰が選ばれてもおかしくないと思いましたけど、やっぱり選ばれた5人はそれぞれの個性が活きていた5人だったのかなと。特に赤羽くんは技術や経験は他のメンバーに劣る部分はあったと思うんですけど、これまでつねに自信がなさそうだった赤羽くんがとてもいきいきとした表情をしていたところは、彼の成長を感じて感動しましたし、それが審査員のみなさん、視聴者のみなさんにも届いたのかなと思いました。
――選ばれなかった10名への思い
生で彼らのパフォーマンスを見たあとに、この人だったらどんなことができるかな、僕だったらどんなことをさせたいかなと考えていたのですが、15人それぞれにしっかりとイメージができたんです。それぐらい全員魅力的だったし、機会があればご一緒したいと思う方々ばかり。選ばれたのは5人ですが、10人の今後の活躍にも注目していただきたいですし、僕も10人の活躍を期待しています。
――『主役の椅子はオレの椅子 シーズン3』があるとしたら?
ぜひやりたいですね!こんなに面白い番組は他にないと思います。『主役の椅子は“ワタシ”の椅子』もあるなと思っています(笑)。ぜひこの番組を続けていただいて、今後も新しい才能をみなさんとともに見つけていきたいなと思います。
総合プロデューサー・植木豪さんコメント全文
――『主役の椅子はオレの椅子 シーズン2』全編を通しての感想
本当にこの15人に会えてよかった。この一言に尽きます。この短期間でこれほどまでに人が成長するのは見たことがないです。審査員の方々、スタッフさん、視聴者さん含め、「人ってこんなに成長できるの?」と驚かれたと思います。“本気で戦った人間はこんなにも成長できるんだ”ということを見せてもらったので、そこが『オレイス2』の一番よかったことなんじゃないかなと思っています。
――主役に選ばれた5名について
ここで戦ったこと、主役を勝ち獲ったことをずっと忘れずにいてほしい。主役になるということは、これまでの審査のように15名の中でどうとかではなくなり、ぶっちぎりの1位になってもらわないとダメだと思います。このオーディションをとおして、自分のウィークポイントもわかったと思うので、これからどんどんパワーアップしていってほしいです。
――主役に選ばれた5人の今後の活動について
みんな役者なので、そこはしっかりとしつつ、ヒーローだったり、ダークヒーローだったり、あるときはアイドルグループ、あるときはボーカルダンスグループだったりと、新しいパフォーマンスチームを作れたらいいなと思っています。ABEMA、ネルケプランニング、講談社、キングレコードの4社の方々から、さまざまなアイディアをいただいて、それを取り入れながら作っていく新しいグループだと思うので、僕が今想像していること以上のものを、ここから作っていけたらいいなと思います。
――選ばれなかった10名への思い
10人とは絶対にまたお仕事で会いたいです。一緒にものを作りたいし、みんなのいいところもオーディションをとおしてすごくわかったので、彼らも今後、絶対に勝てる存在になっていくと思います。選ばれた5人を脅かすような存在になるだろうし、5人が舞台をやるなら、そのライバルとして出てほしい。とっても素敵な10人です。
この様子は、ABEMAにて無料見逃し配信中。