37歳モドリッチ、無尽蔵のスタミナ 最終ラインでのビルドアップから強烈シュートまで「本当にどこにでもいるな」
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【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント3位決定戦】クロアチア2-1モロッコ(日本時間12月18日/ハリーファ国際スタジアム)

 三面六臂、縦横無尽、獅子奮迅。いずれもモドリッチのためにあるような四字熟語だ。低い位置から攻撃を組み立てたかと思えば、鋭いチェックで相手の攻撃を摘み、巧みなシュートで相手のゴールを狙う。37歳の小さな巨人がこの日見せた圧巻のプレーに、ABEMA視聴者も称賛と敬意の言葉を並べた。

【映像】流石モドリッチ! 強烈ミドルでゴール狙う

 この日のモドリッチも攻守に渡って大活躍を見せた。アンカーの位置でプレーすると守備では相手の攻撃の芽を摘む鋭いプレスを仕掛け、攻撃になるとディフェンスラインに加わりビルドアップしたかと思えば、敵にまで攻め上がってフィニッシュワークを行う。

 1-1で迎えた24分、相手のクリアミスを拾ったクロアチアは、マイェルからモドリッチにボールが渡る。ペナルティエリアの手前でボールを受け取ったモドリッチは、鋭いキックフェイントでモロッコ代表MFサビリをはがすと、左足でシュート。 ボールは相手選手の間を抜けていき、最後はDFダリの股を通っていったが、GKボノの好セーブに阻まれゴールにはならなかったが、モドリッチらしい美しいミドルシュートを放った。

 今大会に入り、25日間で7試合に出場しているモドリッチ。そのほぼ全てでフル出場を果たしているのだが、この日も疲れた様子を全く見せなかった。中でもその真髄を見せつけたのは79分。ボールをキャッチしたボノのスローを鋭い反応で奪い返し、モロッコのカウンターを潰して見せた。これには解説を務めた佐藤寿人氏も「一番疲れている時間帯にもかかわらず37歳が走ってる」と大絶賛し、視聴者からも「モドリッチどこにでもいるな」「本当にタフ」といったコメントが寄せられた。

 結局試合はクロアチアが2-1で勝利し、3位の座を勝ち取った。今大会を通してハードな戦いをものにしてきたクロアチアだが、チームの核である37歳がこれだけ戦っているのだから、チームに勝負強さが醸成されるのも当然のことなのかもしれない。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)

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