【プレミアリーグ】ブライトン3-0リヴァプール(日本時間1月15日/アメックス・スタジアム)
ブライトンの三笘薫の活躍が止まらない。前節までにプレミアリーグで2試合連続ゴールを記録していた日本代表MFは、強豪リヴァプールとの一戦でも先制ゴールの起点となるプレーを見せた。これにはファンも「最高かよ」と大興奮の様子だ。
前半はスコアレスで終えたとはいえ、ブライトンは常に試合の主導権を握っていた。そうした状況で迎えた後半開始早々に試合が動いた。
47分、リヴァプールのカメルーン代表DFマティプがイングランド代表MFヘンダーソンへとパスを狙うも両者の思惑がズレて、ブライトンのアルゼンチン代表MFマカリスターがボールをカット。前方にいたララーナへとパスを出すと、元イングランド代表MFはダイレクトで左斜め前を走る三笘へとパスを出す。
リヴァプールのイングランド代表DFアレクサンダー=アーノルドの帰陣が早かったためシュートは打てなかったが、逆サイドのマーチへラストパスを出して、この試合の先制ゴールをお膳立てした。
このゴールの奪い方はブライトンの狙い通りである。共通理解として最終ラインからのビルドアップでもダイレクトで繋ぎ、相手のプレスを剝がすことがロベルト・デ・ゼルビ監督によってチームに植え付けられている。この場面でも球離れが悪くてボールを持ちすぎることなく、ツータッチ以内で縦に速いショートカウンターを仕掛けることができていた。同じような攻撃パターンが頭で描けているからこそ、ボールを受けるかなり前からスプリントしていた三笘へパスが渡ったのだ。
当初は三笘にアシストがついていたが、リプレイをよく見ると、わずかにボールがアレクサンダー=アーノルドに当たっており、アシストは取り消しに。これにはガッカリする視聴者も見られたが、この日本代表MFがゴールに関与したことには変わりない。この調子だと今後も多くのゴールに絡み続けるだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)