【プレミアリーグ】トッテナム0-2アーセナル(日本時間1月16日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
試合終了直後に乱闘が発生してもおかしくない物騒な雰囲気となった中で、先陣を切って止めたのはアーセナルのアルテタ監督だった。興奮気味のイングランド代表GKラムズデールとスイス代表MFジャカを自ら制止した指揮官を見た視聴者からは賞賛の声が相次いでいる。
アーセナルの勝利で試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ラムズデールとブラジル代表FWリシャルリソンが何やら言い合う様子が目撃された。その後、アーセナルの守護神は自らのボトルを拾いにアウェイスタンドに近づくと、愚行に出たファンの一人がラムズデールをキック。この行為に怒りを露わにしたアーセナルの選手たちとそれに対抗するトッテナムの選手たちの間で物騒な空気が流れた。
この乱闘直前のような悪い空気を止めたのがアーセナルのアルテタ監督だった。監督自らラムズデールをなだめると、喧嘩っ早いジャカを半ば無理やり自軍サポーターの元へ連れていき、幸いにも乱闘は起こらずに済んだ。
大人の対応をみせたアルテタの偉大さを改めて実感する場面となった。また、この騒ぎのキッカケの一つとなったサポーターによる選手への攻撃はいかなる場合でも許すことのできない行動である。
すでにトッテナムも「私たちは、今日の試合の終わりにアーセナルのゴールキーパー、アーロン・ラムズデールを攻撃しようとしたサポーターの行動に驚いています。いかなる暴力もサッカーには必要ありません」と声明を発表しており、今後はなんらかの処分が下される可能性がある。
(ABEMA/プレミアリーグ)