山上被告の刑の減軽求め…署名が1万超え 代表者が署名にかける思い「助けたい、死刑にはしたくない」
代表者が署名活動にかける思い
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 安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、今月13日、殺人罪などで起訴された山上徹也被告。

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 警察によると、取り調べには淡々と応じ、変わらず容疑を認めていたという。そんななか、山上被告の刑の減軽を求める署名活動を行ってきた団体が、集まった署名を検察庁などに提出した。

 その数は、いたずらの可能性のあるものなどを除き、1万筆を超えたという署名サイトに寄せられた、山上被告の刑の減軽を求める声。

 団体を立ち上げた斉藤恵さんは、自身も宗教2世として生まれ育った経験から山上被告が抱えていた悔しさが他人事とは思えなかったと語った。

「非常に真面目で努力家な方である。更生の余地もある人間だと思う。そんな環境を抱えながらグレずに勉強をして社会人になっても資格を取得するなど一生懸命頑張っていきてこられた」

「殺人を肯定するのか」「家族が殺されても署名できるのか」といった批判も相次いだという署名活動。

山上被告の刑の減軽求め…署名が1万超え 代表者が署名にかける思い「助けたい、死刑にはしたくない」
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 様々な意見を受け取った斉藤さんが、ニュース番組『ABEMAヒルズ』に出演。活動を通して感じたこと、そして山上被告への思いを聞いた。

――金曜日に署名を提出されたということだが、その後の反響は?

「(署名が)増えていて、1万3000を超えている。極刑を求める署名っていうのも増えている。 減軽を求める人が間違えて、そちらに署名してるのが何人か見かけられるので、Twitterで注意喚起した」

――今、斉藤さんが山上被告に対して思うことはあるか?

「当初はとにかくこのまま八つ当たり的犯行と見なされてしまって、 それで終わりにされたら、さぞ無念だろうと思って始めたことだが、統一教会の悪事について暴く目的みたいのは達せられた。今後、私が署名を続けていくことが果たして、彼の意図に沿ったことであるのかはわからないので、複雑な心境」

――今、まだ署名を続ける理由について

「とにかく山上さん個人を助けたい、死刑にはしたくないという思い。死刑にはならないという予測の方が多いが、別の容疑での捜査も進んでいるので、まだ安心できない と思っている」

――どうして減軽を求める署名を集めたのか?

「同情が大きい。統一教会と政治家の癒着をどうすることもできなかったと思う。そのことは、何度もいろんな人が訴えているが、表沙汰に今まですることなかったというか、多分圧力がかかったりして、隠されてきたことだと思うので、政治家との癒着問題が、とにかく暴かれてほしいという思いがあって始めた」

――例え、生育歴が良くても、殺人については正当化できない。そのようななか、山上容疑者を英雄視する人や山上ガールズが出てきているが、斉藤さんはどうか?

「英雄視とは違う。殺人はいけないと思うが、この件がなければ、ずっともう永久的に癒着の問題が暴露されなくて、自民党が乗っ取られるというか、日本が乗っ取られていたと思う。 だから、そういう意味では、そういう人が出てくるのもわかるというか、否定はできない」

(『ABEMAヒルズ』より)

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