住宅ローン専門金融機関のアルヒ(ARUHI)が選定した「本当に住みやすい街大賞2023」で、東京・西八王子が第1位を獲得した。新宿まで電車で約40分の立地だが、一体どんなエリアなのか。
そこで、八王子出身のアンジャッシュ・渡部建がスキャンダル以降、3年ぶりの「街ロケ」として、西八王子を訪問。渡部に憧れる『ABEMA的ニュースショー』のAD、上海出身の金ちゃんが、ディレクター初挑戦を兼ねて同行した。
ロケ開始は朝7時、まず向かったのは、1974年創業の八王子総合卸売センター。野菜から鮮魚まで多くの食料品店が並び、一般客も買い物できる「八王子市民の台所」的な存在だ。実家にも近く、「めちゃくちゃ懐かしい」と語る渡部だが、ここでのロケは初めてだという。
渡部は場内で、近隣住民と中学校の話題に花を咲かせ、海産物店員から「元気そうで良かったよ。生きてたね。一応、俺も八王子だから」「八王子お帰りなさい」などと声をかけられ、思わず「やばい、泣きそうだ俺」と感極まる場面もあった。
食通で知られる渡部は、久々の食レポにも挑んだ。すべて市場内の食材で作られた「SEA FOOD MARKET」のサンドウィッチ2種(カンパーニュと鯖のリエット:1000円、red・hotシュリンプbaby:1200円)を食べてのコメントは——。
「ちょっとチリの辛さがあって、おいしい。パンがカリカリですごく薄いから、サクッと食感が良くて、中にカリとモチ(食感)のエビがあって、卵もあって、辛みが残る感じ」
SEA FOOD MARKETの福泉直哉代表いわく、「八王子を代表している」イメージの渡部。福泉さんの父に求められ、「自粛明け初ロケで3年ぶり」となるサインも書いた。
思い出の野球場に立ち寄りながら、訪れたのは島田電機製作所。エレベーターの昇降ボタンや表示灯などを製作していて、社会科見学では「日本一予約の取れない会社」との異名を持つ。子どもたちに人気という、壁面に埋め込まれた「1000のボタン」の早押しチャレンジに渡部も挑戦。30秒間に110個を記録した。
渡部にとって「身に染みる話」も。過去の失敗について聞くと、島田電機製作所・島田正孝社長は「あまり失敗したことがない」。現在地から高みを目指すうえで、ここで起きたことは失敗ではなく「単なる通過点」でしかなく、目的地へたどり着くためには「必ず意味のあること」だという。失敗すらも糧にする姿勢に、渡部は「その言葉、頂戴します」と感服していた。
その後も、和菓子店「都まんじゅう つるや」や、ラーメン専門店「竹の家」で食レポを披露。ロケ映像を見た千原ジュニアは「さすがですね。衰え知らず。(渡部と金ちゃんが)お互いよく映っていた」と、渡部の変わらぬ進行ぶりを称賛した。事務所の後輩でもあるドランクドラゴン・鈴木拓は、「昔、食レポの方法を教えてもらった」と振り返りつつ、「渡部さんがあんな朝早くロケに行くなんて前だったら絶対にない」と驚いていた。(『ABEMA的ニュースショー』より)