今週末に迫った参議院選挙。AbemaTVのメインニュース番組「AbemaPrime」では、月曜MCのウーマンラッシュアワー・村本大輔(35)が4日放送回で「選挙投票に行ったことがない」と告白したことから、8日放送の同番組では急遽特集が組まれた。
「興味を持ったことがない」「行きたくなるように説得してほしい」という村本。8日放送回では、別途番組出演者らが村本を説得する模様がVTRで流されるなか、村本がスタジオに。改めて生放送で自分の意見を言うべく、駆けつけたのだ。
村本は、「選挙に行こう」と呼びかける人間が専門的な言葉を並べることを問題視。「もう少し、興味がない人間に伝わるように」と訴える。そして、他の出演者に「今回の参院選で(自分の選挙区に)出馬している人数がわかりますか?」と質問するが、誰1人として答えることができないと、「例えば広島カープが好きな人なら、広島カープの魅力を分かるように伝えてくれる」と、興味をもっているものなら語ることができるはずだという例をあげたうえで、「そもそも投票率をただ上げることが大事なのかが疑問」と、投票率アップだけを声高に叫び、選挙についてあまりわかっていない人が投票に行くことに意味があるのかどうかについて疑問を投げかけた。
■「投票に行かない」言い分
村本は「前回も(選挙権を持つ国民の)半分が投票に行ってないんです。行かないという人を代弁するのも大事なのではないか?」と、今回の発言に至った理由を説明する。
この日ゲスト出演したTKO・木本武宏(45)は「ウーマンラッシュアワーのマネージメントを、村本が知らないところで全部決められ、自分が思ってない方向に行くとなったら嫌じゃないか?」と例えを出すが、村本は「それだと直接過ぎてわからない」と反論すると、木本は「2人組が、何千人組というグループだと想像してみることが大事」と諭す。
そんななか、アカペラグループ・RAGFAIRの土屋礼央(39)は高齢者が優遇される施策が多いことを指摘。「年配の人の投票率が高い。そのため公園が高齢者にとって使いやすいものに変わっていってる」と発言すると、“お金おじさん“こと経済評論家の川口一晃氏(56)が「お年寄りの投票率が高いので、政党の公約が年配に寄った政策が多い。1%投票率が下がると、若者が13万5千円損すると言われている」と若者が投票に行くべき理由を挙げる。
村本は、
「国に特に不満がない。自分は(お笑いの)ネタを作っている方が自分にとっては変化がある。僕を動かすというより、投票率が10%くらいあがることを言って欲しい」
「データじゃないです。データを出されても『?』ってなる人達を動かすことを言って欲しい」
といずれの提言にも、自身を含め「投票に行かない人」の心を動かすことには至らないと熱弁した。
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