1月30日に放送されたABEMA「給与明細」では、新宿・歌舞伎町で話題の「トー横キッズ」を追跡。少年少女たちに取材を敢行し、その実態に迫った。
トー横キッズとは、新宿TOHOビル周辺に集まる10代を中心とした若者たちのこと。未成年飲酒やドラッグなど社会問題をきっかけに、2018年頃から呼ばれ始めるようになった。番組では歌舞伎町を知り尽くす現役慶応大生・佐々木チワワさん(22)を案内人に、トー横キッズのたまり場となっているシネシティ広場(旧コマ劇場前広場)へ向かった。
もともとトー横キッズは20歳前後の若者たちが中心だったそうだが、佐々木さんによれば「最近だと12歳とかもいたり。中高生がめちゃくちゃ増えてきたイメージはありますね」とのこと。トー横キッズは“地雷系ファッション”の発信地ともなり、今では大阪・グリ下や名古屋・ドン横など、SNSをきっかけに各地へ浸透していっているという。
トー横キッズはなぜ歌舞伎町に集うのか。シネシティ広場にいた16歳の少年に尋ねたところ「家出です。元カノと家出して来ました。俺も家庭環境複雑だった。父親が格闘技選手なんですよ。だから殴られるとめちゃめちゃ痛い。それが嫌で来ました」と告白。一緒にいた15歳の少女は「時々帰ってるけど家にいたくない」と明かす。
また、埼玉から来たという17歳の少女は「学校もう辞めるので。居場所がなくて。同年代の女の子と話す機会がなくて、そういう人と話せるので来ました」と打ち明け、「結構境遇が近い感じの子が多かったので居心地が良かった」と本音を語った。さらに16歳と17歳の少女2人組は「少しでも家にいる時間を減らす。本当に親が嫌いだったから。自分と同じ境遇の子たちなんだなと思って安心する」と歌舞伎町に来る理由を話すと、「怖いのはもちろん承知の上なんですけど」とも語っていた。
そんなトー横キッズについて、歌舞伎町で働く大人たちはどう思っているのか? また番組では、さらにディープなエリアにも潜入。佐々木が「歌舞伎町の闇カルチャーの集合体」と呼ぶその実態とは?ABEMAで配信中。
『給与明細』を見るには?
『給与明細』はABEMAにて配信中。なお、よりディープな裏側に迫る『ウラ給与明細』も同じくABEMAにて配信中。
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