【プレミアリーグ】フルアム0-1トッテナム(日本時間1月24日/クレイヴン・コテージ)
これぞ、ワールドクラスのストライカーの得点だ。イングランド代表FWケインがミドルレンジから豪快にネットに突き刺した。記録ずくめのこの得点は、トップクラスの点取り屋ならではの一撃。洗練されたターンからシュートまでの一連の流れは、もはや芸術品だった。
【映像】イングランド代表ケインの「お手本みたいな」メモリアル弾
スコアレスで迎えた前半アディショナルタイム、トッテナムの韓国代表FWソンフンミンからボールを受けとったケインは、相手DFから体を寄せられているにも関わらず、反転で前を向いて迷わず右足を振り抜いた。ボックス外からのシュートだったが、パンチ力のあるキックでネットを豪快に揺らした。
ライバルクラブ アーセナルのアカデミーを8歳でクビになったケインは、11歳で愛するトッテナムの下部組織に入団。トップチームに昇格以降は数々のゴールを積み重ね、公式戦の通算得点ではクラブのレジェンドである元イングランド代表FWジミー・グリーヴスが持つ266ゴールに並んだ。
また、プレミアリーグ通算では199ゴールとなり、アラン・シアラー(260ゴール)とウェイン・ルーニー(208ゴール)しか達成していない200ゴールの大台に王手をかけている。
ABEMA解説の近藤岳登氏は記録的なゴールについて「凄い一撃。こんな形持ってるなんて。個の力で、相手DFの触れないところに置きなおして、点をとるんですね」とケインのシュートまでの一連の動きを称賛。
攻めあぐねるトッテナム攻撃陣にやや諦めモードだったコメント欄も、ケインがゴールを決めると「なんだかんだ決めるのがエース」「さすがだわ」「唸るしかない」「半端ないって」「ケインさまさま」「ゴラッソすぎん?」「お手本みたいなゴール」「凄いのきたー!」と絶賛の嵐となった。
完璧な反転を見せる状況判断、わずかでもシュートコースを見つけると振り抜くストライカーとしての自信、そしてシュートテクニック、これぞ、ワールドクラス。ケインならではのゴールだった。
(ABEMA/プレミアリーグ)