将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)への挑戦者を決める「伊藤園お~いお茶杯王位戦挑戦者決定リーグ」が2月6日に行われ、紅組1回戦で羽生善治九段(52)と徳田拳士四段(25)が午前10時から対局を開始した。
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは、王位18期を含む歴代最多の通算99期を数え、7タイトル時代に全てを保持する七冠独占、永世称号の規定がある7タイトルの全てで資格を得る永世七冠を達成している。棋戦優勝は歴代最多の45回。現在、王将戦七番勝負で藤井王将に挑戦中と多忙な日々を送っている。
徳田四段は、2022年4月に四段昇段。竜王戦6組、順位戦C級2組。同年の新人棋戦・加古川青流戦で初優勝を飾った。1年目のシーズンは、これまでに33勝9敗を挙げ、勝率は.7857。勝数ランキングは3位のほか、11連勝を飾り連勝ランキングも3位に立つなど、居飛車党気鋭の新人棋士だ。初参戦となった今期の王位リーグでは、タイトル経験者の福崎文吾九段(63)、久保利明九段(47)を次々破り、リーグ入りを決める7組決勝では都成竜馬七段(33)を撃破。参戦1期目にして堂々のリーグ入りを果たした。
両者は本局が初手合い。五冠王・藤井王位への挑戦権獲得に向けて、好発進を遂げるのはどちらか。王位戦の挑戦者決定リーグは紅白、2つの組に6人ずつが分かれて参加。各組の優勝者が挑戦者決定戦を行う。
持ち時間は各4時間で、先手は徳田四段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)