口頭で「参ったってば!」“タップすら”許さない衝撃一本 「ビーストだ」UFCファイターも絶賛
【映像】衝撃のバーバルタップアウト決着
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 過去6度、対戦相手を絞め落としてきた“殺人”チョークに「ヒヤリ」とする場面も冷静に攻略し、最後は三角絞めから電光石火の腕十字で相手の動きを封殺。タップすることすら許さず口頭で「参った、タップタップ」と言わせる圧巻のバーバルタップアウト。その強さにUFCの上位ランカーも「彼はビースト」と舌をまいた。

【映像】衝撃のバーバルタップアウト決着

 米ラスベガスで開催された「UFN218」に参戦した平良達郎が、ヘスス・アギラー(メキシコ)と対戦。序盤、アギラーが得意とするギロチンチョークを受けるも冷静に攻略し、腕十字で一本勝ちを収めた。盤石の3連勝に視聴者からは「近いうちにチャンピオンになる逸材」など絶賛の声が相次いだ。

口頭で「参ったってば!」“タップすら”許さない衝撃一本 「ビーストだ」UFCファイターも絶賛
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 UFC参戦以来、インパクトを残し続けている平良。今回の相手はMMA8連勝中、そのうちギロチンチョークだけで6度のフィニッシュを収めている“ギロチン職人”・アギラーだ。

 序盤ヒヤリとする場面もあった。ゴングとともに強襲のカーフキックで足を刈られた平良は、ミドルと見せかけて必殺・ギロチンチョークの餌食に。

 しかし、平良は冷静に対処する。相手の右足をロックして胴締めを食い止めると、アギラーの締めも弱くやや膠着状態に。すると平良は体勢をケージ際に寄せながらゆっくり脱出に成功した。

 その後は攻守が逆転。上になった体勢でアギラーをコントロールする平良は、三角絞めからあっという間に逆十字に切り替える。うつ伏せのまま腕が逆方向のアギラーは、ケージ際で抑えられ身動きがまったく取れず、口頭で「参った、タップタップ」とレフェリーに伝えた。

 手でマットや相手の体を叩いて意思表示をするタップよりも頻度が少ないバーバルタップアウトということもあり、レフェリーは自らの口元を指さし、リングサイドの関係者に向かって「バーバルタップ」を連呼した。平良が見せた電光石火の勝利にABEMA視聴者も驚嘆。そんな平良はリング上でトレーナーと「苦しい時もあった。相手は抱える力が強かった」と試合を振り返っていた。

 これで平良はキャリア13連勝、UFCで3連勝とパーフェクトレコードを更新。勝者インタビューでは「僕が上を取って極められない選手はいない」と自信満々のコメント。徐々に浸透しつつあるお約束ワード「I'm happy thank you‼」と陽気に叫び、会場は笑いと歓声に包まれた。

 平良の完勝に海外のSNSも反応。UFCウェルター級4位のベラル・ムハマッドが「平良はビーストだ」と強さを認める発言をすると、ファンの間からは「有望株のひとり」「未来のチャンピオン」「平良のレスリングスキルに対抗できるフライ級の選手はそう多くない」と今後への期待が次々と寄せられた。 

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