ひろゆきの注目は「コードのかける代表取締役」ヤフー&LINE合併でどうなる?
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 1日、Zホールディングスの川邊健太郎社長はLINEとヤフーの合併を発表した。

【映像】ひろゆき氏も大注目 慎ジュンホ氏のプロフィール(画像あり)

 川邊氏は合併の意義について、意思伝達の迅速化とPayPayとLINE Payなど重複するサービスを整理するとしている。海外の大手IT企業とどこまで競えるようになるのか。ニュース番組「ABEMA Prime」では、専門家とともに考えた。

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 今回、ZHDのGCPO(Group Chief Product Officer)である慎ジュンホ氏が代表取締役になることについて、ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「日本にとってかなり良いことだ」と話す。

「もともと慎さんはエンジニアだ。日本語をしゃべれない頃に何回か飲んだことがある。韓国で検索エンジンを作って、買収された人だ。きちんとコードを書ける人が大きな会社のトップになるので、期待している。ただ、日本文化は分からないので、傀儡として共同最高経営責任者に出澤剛さんが置かれていると思っている」

 ひろゆき氏は「ヤフーがうまくいかないのは昔から分かっていた」と見解を述べた上で、こう指摘する。

「日本でうまくいったからといって、Yahoo! JAPANの海外版は作れない。海外には別のヤフーがある。ヤフーという名前を持っている限り海外進出は難しい。Zホールディングス自体はヤフーが50%と、韓国のNHNが50%の半々だったが、ほとんどヤフーがやっていた。その体制が今回、取締役3人のうち2人がLINE、NHN側になった。LINE、NHN側が自由にやってくれるように移行した方が速いし面白いし、それにワクワクする人もいる。でも、国産サービスという“大和魂”的ものにこだわる人からすると、ワクワクから離れた感じではないか」

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 ITジャーナリストの鈴木淳也氏は「日本では、ヤフーとLINEを知らない人の方が少ない」とした上で「ドリームチーム的なものだと考えている」と話す。

「親会社であるソフトバンクの決算会見で『最終的には驚かすような新しいサービスを作って世に出したいと考えていた。実際にはそれが出てこず、非常に歯がゆい』と宮川社長がコメントしていた。実際に今、広告の売り上げが落ちてきた。お尻に火がついた状態で合併の話が出て進んでいる。期待できるところはあると思う」

 PayPayとLINE Payのような重複するサービスは今後どのようになっていくのだろうか。

 鈴木氏は「統合には最低でもあと2、3年はかかると思っている。PayPayとLINEはユーザー属性も違う。どちらに寄せるとなると、片方のユーザーをある程度切らないといけない。判断が難しい。しばらくは2つのサービスが平行線で行って、どこかで諦めないといけない」と答える。

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 ひろゆき氏は「PayPayはアリババがベース。アリババ側の決済を取るか、韓国NHN側の決済を取るかの話だ。『2つ合併して便利だよね』はなかなか難しいと思う」と話す。

 ひろゆき氏は「Googleがなぜうまくいったのか。ページを保存してキャッシュで表示する機能があったからだ」という。

「日本でやると著作権法違反だった。NTTが作ったgooやInfoseekなど、もともとあった日本の検索エンジンは性能も良かったが、全部営業的にうまくいかなくなった。日本のヤフーやgooは、自分たちが作っている検索エンジンをGoogleに変えてしまった。日本が自ら法律で手を縛って技術を潰してしまった。今ブロックチェーンと言われているP2Pの技術も、もともと金子勇さんという人が作った『Winny』の技術がベースだ。それも日本は法律と警察力で潰した。そうやってどんどん潰すから、金の問題だけではないと思う」

「ヘリのラジコンは昔、日本の京商が世界でも大きなシェアを持っていた。今はドローン市場になった。日本は『ドローンは良くない』といって、ドローン生産を難しい状態にさせた。一方で、世界中でドローン市場が広がっている。新しいものにすぐ網をかけて潰すことをずっとやっている。日本は難しいと思う」

(「ABEMA Prime」より)

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