「三笘薫被害者の会」に名を連ねてしまったプレミアリーグ選手たち 冨安健洋、アレクサンダー=アーノルドら代表選手クラスが“異次元ドリブル”の餌食に
【映像】「日本のメディアに出なかった理由」 三笘薫、なぜW杯後に露出をしなかったか?本音を告白

プレミアリーグ三笘薫旋風が巻き起こっている。ブライトンに所属する日本代表戦士は毎試合のように得意のドリブルで相手守備を抜き去り、フィニッシュまで決めてしまう。我々日本人とブライトンサポーターにとって三笘の活躍は嬉しい限りであるが、一方で三笘と対峙するプレミアリーグの選手にとっては悩みの種となっている。
今回の記事ではそんな三笘に翻弄され「三笘薫被害者の会」に名を連ねてしまった選手を紹介する。

【映像】「日本のメディアに出なかった理由」 三笘薫、なぜW杯後に露出をしなかったか?本音を告白

アダム・スミス(ボーンマス/イングランド)
かの有名な経済学者アダム・スミスと同じ名前をもつ右サイドバックは、ボーンマスで9年目を迎える経験豊富なベテランである。しかし直近のブライトン戦を受けて彼は三笘被害者の会に入会することとなった。
先日行われた試合では35分、ボックス内に侵入した三笘の右足での鋭い切り返しでアダム・スミスはバランスを崩しピッチに膝をついてしまう。それでも何とか止めようと、PKを与える危険性を冒し咄嗟に腕を伸ばすが、これも日本代表MFには効果はなく突破される結果に終わる。試合後にはこの場面を切り抜かれ、もはや「見えざる手」ではないとイングランド人DFはSNSでも話題にされてしまった。

トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール/イングランド代表)
アレクサンダー=アーノルドは高いキック性能を誇り、10代の頃から長きにわたり名門リヴァプールの右サイドバックを務めてきた。しかし攻撃への高いセンスを持つ反面、守備においてはウィークポイントとなり得ることは彼を応援するリヴァプールファンも周知の事実だろう。そんな彼を三笘と対峙させることは予想通り危険な賭けとなってしまった。
実際1月15日に行われたプレミアリーグ第20節では、三笘の緩急を活かしたドリブルに対応することができず、何度も置き去りにされ決定機を演出されている。今季ブライトンはFAカップも含めリヴァプールと3回対戦しているが、三笘はそのいずれの試合においても目覚ましい活躍をするなど、すでにレッズ(リヴァプールの愛称)は日本代表戦士のお得意様となってしまった。

冨安健洋(アーセナル/日本代表)
昨年冬に開催されたカタールW杯でサムライブルーとして共闘したDFも三笘被害者の会の一員である。所属チームであるアーセナルの指揮官アルテタに守備力を買われている冨安であるが、そんな彼も同胞のアタッカーの餌食となってしまった。
1月1日に行われたプレミアリーグ第18節、65分にそのシーンは起こった。ギルモアからの縦へ鋭い楔のパスを受け取ったグロスに対して冨安は釘付けになってしまう。三笘はその瞬間を見逃さず、すかさず日本代表DFの背後をとり、最終的にグロスからパスを受けてボールをゴールネットへ流し込んだ。結果的に一瞬の隙を見逃さない三笘のゴールへの嗅覚が光ったワンシーンとなった。

ネウソン・セメード(ウォルバーハンプトン/ポルトガル代表)
セメードは対人守備に定評があるウルブス所属の快速サイドバックだ。ポルトガル代表にも定期的に招集され、スペインの名門バルセロナでもプレーした経験を持つ。しかしそんな彼も三笘被害者の会の一員となってしまった。
昨年の11月6日に行われた試合ではゲーム開始早々から日本代表戦士の巧みなパスとドリブルの使い分けに翻弄され、幾度となく三笘にチャンスの創出を許してしまう。43分には三笘に競り負け、ヘディングゴールを献上。前半アディショナルタイムには日本代表アタッカーの裏抜けに反応が遅れ、ファウルで止めたものの、そのプレーが決定機阻止とみなされレッドカードで一発退場という結果に終わった。この試合でMOMを獲得した三笘とは対照的に、セメドにとっては最悪の夜となっただろう。

キーラン・トリッピアー(ニューカッスル/イングランド代表)
最後はイングランド代表にも名を連ねるニューカッスル所属の右サイドバックであるトリッピアーだ。守備に定評のあるイングランド人DFだが、そんな彼も不幸なことに被害者の会の一員なのである。むしろトリッピアーこそが三笘被害者の会の設立メンバーだと言ってもいいかもしれない。
三笘の最初の犠牲者が出たのは昨年8月13日に行われたリーグ戦第2節、日本代表戦士のプレミアデビュー戦だった。後半、ペナルティエリア近くで三笘にボールが渡ると、トリッピアーとまさに1対1の場面。日本代表FWの得意とする切り返しからの縦突破についていけず、危うく決勝弾を許してしまうところであった。プレミアリーグ屈指の守備力を持つイングランド代表DFも流石の対応で、最初の切り返しには最小限の反応でこらえてその後の縦突破についていったものの、日本代表戦士の加速力にはあと一歩及ばない。結果的に三笘薫の最初の餌食となり、その後の被害者たちの先駆けとなってしまったのである。

プレミアリーグでも会員数を増やす「三笘被害者の会」
以上5名の被害者を紹介したが、まだまだ三笘被害者の会の会員は多く存在する。しかし今回挙げた5名の選手はみな、トップリーグで活躍している実力者たちであることは忘れてはいけない。日本代表戦士はトッププレイヤー相手にその実力を示し続けているのだ。ただプレミアリーグには、三笘と対峙していない対人戦において無類の強さを誇るDFも依然として残っている。もしかしたらあの選手まで被害者の会送りにしてしまうのではないかと三笘薫の持つ可能性への期待が高まるばかりである。

ABEMA/プレミアリーグ)

(C)aflo

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