【プレミアリーグ】クリスタル・パレス1-1ブライトン(日本時間2月12日/セルハート・パークスタジアム)
プレミアリーグでも屈指の熱さを誇る「M23ダービー」で、スペイン代表GKでブライトンの守護神サンチェスが痛恨のファンブルを犯してしまった。なんてことないハイボール処理を誤って同点に追いつかれてしまったのだが、視聴者は「三笘よ舞台は整った」など秒で切り替え。クラブの公式SNSでもサンチェスを気遣う投稿がされ、そこにはファンからの励ましのコメントが並んだ。
ブライトンが1-0のリードで迎えた69分、クリスタル・パレスが敵陣でフリーキックを獲得する。セットプレーの名手オリーゼが蹴ったクロスはブライトンGKサンチェスが難なく処理ができるコースに飛んだが、これをスペイン代表GKはまさかの落球。相手DFトムキンスに押し込まれて痛恨の同点弾を決められてしまった。
ABEMAで解説を務めた福西崇史氏は「確実に取りにいきたいというのと、後ろにも人が挟まっているので気になったんですかね。これはある程度、余裕で取れるだろうというボールでした」と、痛恨のミスに苦言を呈した。
コメント欄にも「ぼーぜん」「これはやらかし」「なんでもないボールだった気が」など一時はネガティブな意見も飛びかったが、一方で、直近数試合で試合終了間際に大仕事をやってのけていた三笘を引き合いに出して「三笘よ舞台は整った」「これ三笘の勝ち越し弾演出きた?」「切り替えるしかない」など、前向きな声も多く挙がった。
さらに試合後は、公式SNSがハート付きで「私たちの1倍」のメッセージと、デゼルビ監督とサンチェスが抱擁する動画を投稿。そこにも「ミスは誰にでもある」「サンチェスとともに」などあたたかいコメントが並んだ。
結果的にその後スコアが動くことなく、試合は1-1で終えた。サンチェスは以前と比較するとミスが減ったとはいえ、ポジショニングやハイボール処理にやや課題を残している。一方で至近距離でのシュートストップや最終ラインからの繋ぎの部分での貢献度は大きく、この課題さえ解決できれば、さらなるスケールの大きなGKへと成長できるだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)