2022年10月、同姓同名が集まる世界記録に挑戦、見事ギネス世界記録を達成した田中宏和さん。『ABEMAヒルズ』でも取り上げたこの挑戦は世界中で話題を呼んだが、その後、思いもよらぬ展開になった。
一枚の写真に映る男性達、全員同姓同名の”タナカヒロカズ”さんだ。発起人である、通称“ほぼ幹事”の田中宏和さん(一般社団法人 田中宏和の会・田中宏和代表理事)はテレビで同姓同名のタナカヒロカズさんの存在に感動したことをきっかけに、全国のタナカヒロカズさんと交流を重ねてきた。
そんな田中さんが挑んだのが、「同姓同名が同じ場所に集う」ギネス世界記録。過去2度の失敗を経て、2022年10月に3度目の挑戦。この番組でもその様子を取材した。
「漢字は問わず読みが“タナカヒロカズ”さんだったら、ぜひ宝くじに当たるような気分でご参加頂けたらと思う」(発起人・田中宏和さん、以下同)
田中さんの熱意が実り、下は3歳、上は80歳のタナカヒロカズさんが、北は北海道から南は沖縄、更にはベトナムからも集結。178名が集まり、見事世界記録に認定された。
「『3度目の正直でぜひギネス世界記録』という声をたくさん聞かされていたので、とにかく世界一を成し遂げてほっとしたという安堵感が強かった」
その挑戦に国内はもちろん、イギリスBBCといった海外メディアも注目。実に44カ国で取り上げられたそうだ。
「ブラジルに赴任している会社の後輩が『(ブラジルの)テレビでやってました』と言われて、『そこまで行ったか』と思った。本当に広い世界で報道されて、ああこれは広がりすぎたなと。これはどこか他の国でも、同姓同名で集まろうというコミュニティーが出てくるなと思ったら……」
懸念点を話す田中さんの元に、ある連絡が入った。その内容とは。
「『セルビアで256人の“ミリツァ・ヨヴァノビッチ”さんが集まって、ギネス世界記録が認定されたそうです』とメールが入った。割と名前が同じ人が多そうな大国から記録が出てくるんじゃないかと思っていたが、セルビアでちょっとびっくりした。『こんなに早く破られるのか』という驚き。半年から1年ぐらいは世界一でいられると思っていたが、数えてみたら98日だった」
知らせを受けて、当初は落ち込んだ田中さん。しかし、息子の言葉に希望を見出したという。
「長男が『いやお父さんならまたできるよ。あれ(ギネス記録証明証)またもらえるの?2つもらえていいな』って言った。ああそうか。もう一回やったら2つもらえるのかと思った」
息子から勇気をもらった田中さんは、再び新聞広告を掲出した。
「再挑戦の誓い 遠くない未来に再び挑むべく、新たな“タナカヒロカズ”の旅に再出発することをお誓い申し上げます」
とはいえ、ギネス世界記録はあくまで通過点の一つだという。
「なにしろ300人近いイベントをやるとなると、色んな準備が必要になってくるので、様々な準備が整った段階で再挑戦かなと。できるだけ多くの“タナカヒロカズ”さんに会い続けていく。“タナカヒロカズ”さんが生まれてくることを歓迎するのが我々のスタンスなので、そこは崩さずに行きたい」
そして、田中さんには新たな目標も見えてきたという。
「同姓同名で集まる人たちの国際交流ができたら面白いなと。平和な感じって大事だなと思った。人と人が国境を越えて繋がっていくような、そんな運動にまで出来ていたら面白いと思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
この記事の画像一覧





