プロレス大好き芸人・東京03の豊本明長と武藤敬司のモノマネの開拓者である芸人・神奈月が引退試合を控えた武藤敬司への熱い想いを明かした。
2月17日(金)よる9時より、ABEMAにてオリジナルバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#7が放送。
同番組は“引退”を決意したくりぃむしちゅー・有田哲平による異色のオリジナルバラエティ番組。「きわめて近い将来引退をします」という有田の“引退宣言”から幕を開けた本番組では、有田が共に一線を退くべきではないかと考える芸能人に引退勧告を行っていく。有田と共にMCを務めるのはフワちゃん。なお数々のヒット番組を手掛けてきたディレクター・名城ラリータ氏が総合演出を務める。
武藤の引退について、プロレス大好き芸人・東京03の豊本明長は「単純に好きな選手が引退ってなるともう試合が見られなくなるので寂しい気持ちはすごくあるんですけど、なんなら性格上『今日で辞めるわ!』とか言いそうな感じの人なので、今回みたいに『来年の2月に引退します』って前もってストロークがあったのが良かったです」と語る。そして最初に武藤をカッコ良いと感じた瞬間は“リングイン”だと語り、トップロープを掴んで倒立しながらリングに入る唯一無二のリングイン姿が「かっこいい!って思って」と話した。
また、武藤の魅力について試合以外の所作を挙げる豊本。「リングに入って普通レスラーの人ってロープの感触を確かめるみたいなのがあるんですけど、武藤さんって両足がすごい上がるぐらいバインッてやるんですよ」と話し「次の人が入場してるのに武藤さん見ちゃうんですよ。主役なんですよね。だから惹かれていったという感じはありますね…」と、武藤の凄さを力説した。
そして武藤敬司のモノマネの開拓者である芸人・神奈月は「ここまでよく長くできたなっていうのが率直な感想でしたね」と語りつつ「いざ引退って聞くと複雑ですよね」と胸中を明かす。神奈月は武藤に惹かれる理由について「『武藤敬司』というプロレスを築きあげていると言うか、武藤さんしか表現できないモノを持ってる。芸術」と言葉にした。さらに「膝痛めたら膝痛めたで、ファンは『武藤の膝大丈夫か!?』っていう目で見ているのに、最後には試合が成立する。そういう心配がなくなっちゃうんですよね、見た後に」と言う神奈月。
2018年にモノマネ番組で年間ずっと負けなしで完全優勝した際、王座を守るべきなのか個人的に悩んでいた神奈月に「もうチャンピオンなっちまったんだからさ、あとはカマされるだけだよ」と声を掛けてくれたと話した。そんな武藤の言葉を聞いて「あとは若手にカマされる『そういう役目なんだよ』『立ち位置がそっちでいいんだよ』って教えてくれたと思うんですよ」と振り返る神奈月。「それで気楽になって、チャンピオンベルト守らなくていいんだなって。中々そこで守ろうとしてると自分流のものができなくなっていってだんだん飽きられちゃうみたいな感じあるじゃないですか?」と話し「今までもそうやって考えてみると、武藤さん負けててもめちゃくちゃカッコ良かったですからね。武藤ワールドを出しつつ負けていくから…人生を教わった気がしますね」と深く頷いた。
番組では武藤自身が明かす引退を決意した理由、プロレスが大好きな有田が明かす武藤の魅力をたっぷりと語っている。また来たる2月21日(火)、伝説の髙田戦と同じ東京ドームで行われる武藤38年のプロレス人生に終止符を打つ引退試合『プロレス“ラスト”LOVE~HOLD OUT~』はABEMA PPVにて独占配信される。