【プレミアリーグ】アーセナル1-3マンチェスター・シティ(日本時間2月16日/エミレーツ・スタジアム)
ノルウェー代表MFウーデゴールが漢気あふれる行動をみせた。自身のミスから先制点を献上してしまい落胆の表情を浮かべた冨安健洋だが、ガナーズのキャプテンはそんな日本代表DFを鼓舞しピッチへと戻っていった。若きリーダーのチームを支える心意気が垣間見えたワンシーンを、ABEMA解説・槙野智章氏は注目プレーに選出している。
【動画】冨安健洋「こういうミスはある」槙野智章が失点シーンを解説
両クラブともスコアレスで迎えた24分、こぼれ球を回収した冨安はイングランド代表FWグリーリッシュに寄せられバックパスを選択する。しかしそこに詰めていた稀代のMFデ・ブライネにボールを拾われ得点を決められてしまった。
自身のミスからの失点だっただけに思わずうなだれてしまう日本代表DFだったが、24歳ながらチームのキャプテンを務めるノルウェー代表MFウーデゴールがすぐさま冨安のもとへ駆け寄り手で顎を上げさせる。ミスを犯したチームメートを激励する主将の素晴らしい漢気アクションが見えたシーンだった。
ABEMAで解説を務めた槙野智章氏は、試合後のToday’s Selectionで「一番素敵なシーン。ウーデゴールはチームメートであり同い年の冨安に『仕方ねぇよ、切り替えろ』と。こういうのを直後にできる」とチームキャプテンの行動を絶賛。その他にも「この後のシーンで冨安は、シュート放つなどいろんな場面がありました。こういう1つ1つのアクションが冨安のプレーにポジティブに働いた」と主将の励ましがその後の冨安のプレーに好影響を与えたと、ノルウェー代表MFの振る舞いを褒め称えた。
槙野氏が語ったように日本代表DFとウーデゴールはともに1998年生まれで同い年である。年の同じチームメートに励まされたことで冨安もすぐに切り替えることができたのか、その後には好プレーを連発した。この試合で負けたことで暫定的に2位へ陥落してしまったアーセナルだが、若いチームを引っ張るこの若きリーダーがいればすぐに首位に返り咲くことができるだろう。存在感抜群のMFは今後もプレーだけでなく精神的にもチームを引っ張っていく。
(ABEMA/プレミアリーグ)