『Japan’s Got Talent』に参加した男性がいじめに遭い学校を中退、自殺未遂をした壮絶な過去を告白。舞台上でゲイとカミングアウトし、本当の自分をさらけ出す高音ボイスをステージで轟かせた。
2月18日(土)、世界最高峰のオーディション番組『Japan’s Got Talent』#2がABEMAにて独占配信された。全世界で10億人以上が視聴し、世界194の地域で放送される人気オーディション番組「Got Talent」が日本初上陸。優勝賞金1,000万円とラスベガスでのショーを賭け、セミファイナルに進出した38組がパフォーマンスを披露した。審査員は浜田雅功、GACKT、山田孝之、広瀬アリス。
山本教貴さん(32)は「今までずっと隠していた、黙っていたことがあります。僕自身がゲイということです」と舞台で明かし、「そのせいでいじめられたり、自殺をしようとしたことがあった」「耐えられずに中退をしてしまった」と壮絶な体験を語った。応援に駆けつけた山本さんの母は「この子には変わりない」と愛を込め、今回の挑戦にエールを送った。
山本さんはAメロ、Bメロを抑え気味に歌い、サビは高音を会場全体に力いっぱい響かせた。本当の自分をさらけだす魂の熱唱を聴いた観客や母の目には涙が浮かんだ。
広瀬はYESとジャッジし、GACKTは「歌は技術だけではなく、何を伝えたいか。何を届けたいかが最も重要なこと」「正直、良いなと思いました。なので、自分が自分であることを今後もっと表現してもらいたい。YESで」と、ここまでYESを2票獲得した。
山田は「歌を磨くというより、ご自身で作詞作曲をされたほうが、多くの人を勇気づけられると思う」「まだ始まったところ。そこに期待を込めて、NOとします」とジャッジ。浜田も「このステージに立って、自分のことを公表したというところで、もういいんじゃない?君は君。ここで言えたことがすべてだと思う」と、カミングアウトだけでも十分に出場の意味があったはずと訴え、最後は「NOです」と結論づけた。(『ABEMA NEWS』より)
『Japan’s Got Talent』#3は2月25日(土)19時よりABEMA Special2チャンネルにて生放送。なお、ABEMA Special3チャンネルでは審査員4名のリアクションにフォーカスした映像を配信。『Japan’s Got Talent』決勝をリアルタイムで楽しもう。