2024年10月文科省申請予定とし、 開設想定2026年を予定しているCo-Innovation University(仮称)。その学長候補である宮田裕章・慶應義塾大学医学部教授が11日のABEMA『NewsBAR橋下』にゲスト出演し、橋下徹氏と大学のあり方について議論を交わした。
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Co-Innovation University(仮称)設立の背景について、宮田氏は「いろいろ拠点を作って、その地域と一緒に未来を作るという大学。飛騨が本校というわけではなくて、京都本校、大阪本校みたいなイメージ。飛騨だったら木材を使った新しいビジネスとか、京都だったら伝統文化とか、そこに学生が関わっていって一緒にイノベーションにチャレンジしていく。デジタルの強みは“つなげること”なので、各地域の強みをつなげながら全体でより良いものを目指していく」と説明する。
さらに、「詰め込み型の受験勉強は終わりにしなければいけない、というのはみんなわかっているけど、高校は“大学が受験でとるからこれを教えなきゃいけない”、大学は大学で“高校はそういうのを教えてくるから”と言う。ならば、新しいスタートアップのような大学を作って、きっかけを作りたいなと。受験勉強ではなくて、一生懸命に生き様を重ねてきた“ログ”みたいなものを取りながら、お祭りで頑張ったとか、商店街でちょっと工夫をしたといったものを読み解きながら、既存の入試ではないもので9割ぐらいをとりたい」との考えを明かした。「成功したらみんな真似してくれればいい。それがスタートアップ大学の宿命だ」という。
こうした話をうなずきながら聞いていた橋下氏は「今の日本の大学はダメ! 変わんなきゃ」と指摘していた。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)