■鎌田大地はフランクフルトをさらなる高みへ連れて行けるのだろうか
日本代表で活躍する鎌田大地擁するフランクフルトと、9位のブレーメンが対戦する。フランクフルトは、現在6位に位置しチャピオンズリーグ出場権争いを繰り広げる4位フライブルクと勝ち点2差の射程圏内だ。
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直近の第20節のケルン戦では0-3の敗戦を喫したものの、それ以前の試合では9戦負けなしと好調をキープし、鎌田も中心選手として公式戦13ゴール目を先週のカップ戦で記録した。
この試合に勝つことができれば、チームの調子も戻ってくるのではないだろうか。一方ブレーメンは、昇格組でありながらヨーロッパリーグ出場権も十分狙える現在一桁順位の9位に位置している。ブンデスリーガで4回の優勝を数える古豪の復活も近づいているのかもしれない。いずれにしても、この試合の勝敗が両チームのシーズン終盤戦の行方を占うことになるだろう。
フランクフルト勝利の鍵は鎌田が攻撃を牽引できるか。
今季、鎌田大地は公式戦で13ゴール5アシストを記録し、チームの中心選手として大活躍を見せている。この試合でも彼が攻撃のキーマンになることは間違いないだろう。前回対戦の第4節に行われたブレーメン戦では4-3という激しい撃ち合いの末に、鎌田も1アシストを記録してフランクフルトが勝利した。
この試合は、かなりオープンな展開だったので今回の対戦でも同じような展開になるなら、鎌田の精度の高いスルーパスやミドルシュートで、ゴールに直結するような活躍を期待できるのではないだろうか。
キーポイントは鎌田vsステージのマッチアップ
ブレーメンの守備は前からハイプレスを仕掛け、マンツーマン要素が強いスタイルで、試合のポイントになるのは個人の力で負けないことだ。ボランチでの出場が濃厚な鎌田がブレーメンに競り勝つことができたなら、フランクフルトがゲームを支配できるだろう。
そんな鎌田がマッチアップする相手として濃厚なのが、デンマーク代表MFイェンス・ステージである。ステージは187cmの大柄な選手で、当たりの強さとスタミナを兼ね備えたボックストゥボックスタイプのボランチだ。現在3試合連続で先発出場中で、この試合も怪我などのアクシデントがなければ先発が濃厚だ。
鎌田とステージのマッチアップで勝利したチームが中盤を制圧し、試合をコントロールすることができるだろう。鎌田にとってステージは、フィジカル的に不利な相手だが、鎌田の特徴である走力やテクニックで対抗することができるのか注目だ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)
(C)Aflo