プロのMMAファイターのチョークに失神を喫するも最後までパンチで抵抗した素人ファイターの根性。「落ちながらも殴る」必死の抵抗に実況、視聴者ともに「魂がスゴイ」「気合が凄すぎる」と健闘を讃えた。
2月19日に幕張メッセで開催された「BreakingDown7」、樋口武大と近藤優太の対決は樋口がバックチョークで1本勝ち。格闘未経験との戦いを制しプロの面目を保った。
「果たして一般人がプロに勝てるのか?」という大テーマのもと組まれたカード。会見では取っ組み合いで荒れ模様だった両者の対決。元THE OUTSIDER王者の樋口に会見で絡んだ格闘経験なしで自称“喧嘩無敗”の近藤だが「強い人に勝ちたい」と純粋な気持ちも明かしていた。
開始とともに加速しヒザを当てた近藤だが、樋口がしっかりと掴んでテイクダウン。下からパンチで抵抗する近藤を樋口がマウントで制すると、パウンドからバックチョーク。完全に締められた状態で必死にパンチで抵抗した樋口だが、これ以上は危険と判断したレフェリーが試合を止めた。
チョークを解くと近藤は大の字失神でピクリともしない。プロ対素人は、プロが一本勝ちというあっけない結果となった。
「プロは次元が違う」「1分以内に極めるのはさすがだ」と勝った樋口への賛辞とともに、意識が遠のくなかでも最後までパンチを打ち続けた近藤のガッツを実況席が「落ちながら殴ってました、魂がスゴイ」と称えると、視聴者からも「タップしない気合が凄すぎる」「近藤もかっこよかった」など労いのコメントが並んだ。